0836-38-8600
お問い合わせ

物流アウトソーシングのこと

2022.02.28

物流コストとは?内訳やコストを抑える方法をチェック

facebook

twitter

line

こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの津田です。

 

物流に関する費用の見直しで欠かせないのが「物流コスト」です。

物流コストとは、物流にかかるすべての費用の合計のことですが、どんなものが含まれているかをご存知の方は少ないかもしれません。

 

物流コストについて知り、物流の工程において削減すべき箇所や見直しすべき箇所を探していきましょう。

物流

 

 

物流コストとは?

物流コストとは、物が移動するのにかかったすべての費用のことです。

大きく分けて次の2つに分類されます。

 

  • 社内物流コスト:物流にかかわる社内のシステム運用費、人件費など
  • 支払い物流コスト:保管する倉庫管理費、輸送費、設備の賃料など

 

社内物流コストと支払い物流コストを合わせたものが「物流コスト」です。

人件費や管理費なども含めることからわかるように、有形・無形にかかわらず、物を運ぶために費用が発生したものに関してはすべて「物流コスト」となります。

 

また、この物流コストが売り上げ全体に占める割合のことを「物流コスト比率」と呼びます。

近年、労働力不足によるトラック運賃・荷役費の値上げが起こっており、物流コスト比率も上昇しているのが現状です。

 

物流コストの内訳を詳しくチェック

物流コストの内訳は、4つに分類されます。

 

①輸送・運送費

商品を運ぶのにかかった運賃を指します。

チャーター車両代、ガソリン代、宅配便配送料、自社トラックの減価償却費などで、物流コストの中でも費用が大きくかかる項目です。

 

トラックでの輸送費については、下記コラムも参考にしてみてくださいね。

トラックの運賃はどう決められる?計算方法や注意点をチェック!

 

②荷役費

倉庫などの保管場所から、商品を入荷・出荷するときにかかる費用です。

 

荷物の出し入れの際にかかる入庫費、出庫費や、商品の梱包費、シール付けやタグ付け・プレス加工などの費用、関税や港湾施設利用料などの各種手数料も含まれます。

 

③保管費

商品の在庫を倉庫などで保管・管理するための費用のことです。

保管費の内訳としては、次の通り自社で保管場所を持つ場合の「自家保管費」と、外部倉庫に保管する場合の「支払い保管費」の2つがあります。

 

【自家保管費】

  • 人件費:倉庫の管理
  • 倉庫の減価償却費
  • 保険費
  • 動力費など

 

【支払い保管費の内訳】

  • 賃借料:保管場所の賃料
  • 保管料:保管した商品の管理費用
  • 入出庫料:在庫管理費用、倉庫から荷物を出し入れする際にかかる費用

 

④管理費・人件費

管理にかかる人件費のことで、在庫の入出庫など商品に直接かかわる仕事だけでなく、伝票発行業務といった付随する作業に割く人員にかかった費用も含まれます。

 

ただし、原材料の調達など、商品が出来上がるまでにかかった人件費は含めません。

 

 

物流コストを削減する方法も詳しく紹介!

コストダウン

物流コストは、工夫次第で削減することが可能です。

削減する方法について、いくつかご紹介します。

 

保管費を抑える

倉庫の数を減らして集約することで、保管費の削減につながります。

 

ただし、それにより倉庫間の移動距離が長くなってしまうことも考えられ、輸送費がかかるようになります。

倉庫間の距離や商品輸送の頻度、輸送費をあわせて検討することが大切です。

 

倉庫内のマニュアル化

人員配置や在庫管理、商品ピッキングまでの作業動線などを見直し、適正化することで、倉庫内の無駄をなくし、物流コストの削減につながります。

 

無駄が無くなることで人為的なミスが減り、面倒なクレーム対応やフォローにかかる人件費を削減。

作業の効率化が期待できます。

 

物流のアウトソーシング化

自社で行っている物流工程の一部、またはすべてを業務委託する方法があります。

 

特に物流をメイン業務とせず、あくまでもコアとなる業務が他にある企業の場合、物流に関わる業務を外部委託することで、社内のコア業務に専念できるため無駄な人件費がかかりません。

 

業務委託の場合、物流のプロが作業を行うため効率も良く、繁忙期など商品の量が変化するときにも人員の配置はすべてお任せできます。

採用活動にかかる費用もいりませんし、余計に人件費がかかることもありません。

 

ただし、業務委託費は別途発生することになります。

コア業務への集中による売上アップや削減できる人件費などと業務委託費のバランスを考えて、総合的に判断しましょう。

 

キチナングループでは物流アウトソーシングサービスも行っております。

物流業務をすべて請け負う、または部分的に請け負うなどと、お客様にぴったりの物流サービスをご提供いたします!

 

物流コストの内訳を知れば削減もできる!

物流コストとは、物が移動するのにかかったすべての費用のことです。

 

物流コストが売り上げ全体に占める割合である「物流コスト比率」は、労働力不足による輸送費・荷役費の値上げ等によって、上昇していっているのが現状です。

 

物流コストには管理費や人件費、荷役費、保管費などが含まれ、有形・無形にかかわらず、物流にかかった費用はすべて含まれます。

 

物流コストを削減するためには、物流コストの内訳を確認することが大切です。

ある項目を削減すると、別の項目の費用が上がるということもあるため、さまざまな点を考慮することが必要でしょう。

 

業務委託費という新たな費用が発生するものの、アウトソーシングという方法もあります。

物流業務の効率化や人件費の削減等を考えたときに、業務委託をした方が物流コストが削減がしやすいというケースもありますので、まずは現状を把握したうえでベストな物流コストの削減方法を検討しましょう。

 

キチナングループでも、物流アウトソーシングサービスをご提供しておりますので、物流コストの削減にお悩みの方は、お気軽にお問い合わせくださいね。

この記事を書いた人

キチナングループ株式会社 倉庫事業部 主任津田 康平

2018年中途入社。キチナングループ株式会社 倉庫事業部営業部。前職でも営業をしていました。プライベートでは奥様と買い物に行ったり、趣味のゴルフやバス釣りを楽しんでいます。好きな言葉は「この道より 我を活かす道無し この道を歩く」。

facebook

twitter

line

PAGE
TOP