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2022.06.22

紹介予定派遣の企業側・求職側のメリット・デメリットは?詳しく解説

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こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの白石です。

 

紹介予定派遣は、普通の派遣とは違うのかよく分からないという方もいらっしゃるでしょう。

紹介予定派遣は普通の派遣や人材紹介サービスとは仕組みやルールが異なります。

 

そこで今回は、紹介予定派遣について解説。

メリット・デメリットについても解説しますので、人材採用をお考えの企業様は、紹介予定派遣が合っているか、コラムを通して考えてみてくださいね。

 

紹介予定派遣とは?ルールや手数料についても解説

紹介予定派遣とは、直接雇用を前提とした派遣のことです。

 

派遣期間は最長6ヶ月で、派遣期間終了後、派遣先企業・派遣元企業・派遣社員の三者の合意があれば、正社員や契約社員として直接雇用が可能になります。

 

紹介予定派遣は、直接雇用を前提としていますが、派遣期間の間は雇用主は派遣元企業であり、給与の支払いも派遣元企業が行います。

 

紹介予定派遣のルール・手数料は?

紹介予定派遣には、以下のようなルールがあります。

  • 派遣期間は最大6ヶ月で延長ができない
  • 事前面接・書類審査ができる
  • 直接雇用後に試用期間を設けてはならない
  • 不採用の場合は書面等で明示する必要がある
  • 派遣就業前に雇用条件の明示が必要である
  • 直接雇用決定時に紹介手数料が発生する

 

派遣期間を経て、入社が決定した際には、派遣元企業に対して紹介手数料を支払う必要があります。

 

紹介手数料の計算方法は以下の2つです。

  • 上限制手数料:支払われた賃金額の10.8%相当額を上限に徴収
  • 届出制手数料:求職者の年収の50%を上限に徴収

 

一般的に、届出制手数料が選択されるケースが多いようです。

 

また、紹介手数料の相場は、年収の20~35%と言われています。

ただし、手数料についての取り決めは派遣会社によって異なりますので、事前に確認が必要です。

 

通常の派遣・人材紹介サービスとの違いは?

通常の派遣や人材紹介サービスとの違いは、派遣期間中は派遣元企業のサポートを受けられるという通常の派遣のメリットを得ながら、人材紹介サービスにはないお試し期間として働ける点にあります。

 

紹介予定派遣は事前の書類選考や面接が可能といった点が人材紹介サービスと共通していますが、派遣先企業の社員となるまでの過程が異なります。

 

紹介予定派遣は「お試し期間(派遣)→直接雇用」であるのに対し、人材紹介サービスは「直接雇用→試用期間」です。

 

人材紹介サービスはすでに会社に直接雇用されているため、ミスマッチを感じていても転職しづらいという面があります。

対して、紹介予定派遣は派遣期間中は派遣元企業が雇い主ですので、派遣先から直接雇用を持ちかけられても比較的断りやすいという点が特徴です。

 

人材派遣に似ているサービスに業務委託もあります。

これらの違いについては「人材派遣を利用するメリットは?注意点や利用の流れもチェック」で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

 

 

紹介予定派遣の企業側・求職側のメリット・デメリットは?

紹介予定派遣にはメリット・デメリットがあります。

 

企業側、求職者側の共通のメリットとして、ミスマッチを最小限にできるという点が挙げられます。

書類審査や面接だけでは、実際にどの程度、業務で活躍できるのかが分かりません。

人間関係の構築や働き方の希望など、仕事をしてみて初めて分かることも多いでしょう。

 

企業側にとっては、派遣期間を設けることで「自社の社員として適当な人材か?」をしっかり見極められる点が大きなメリット。

 

また、企業側にとっては、派遣会社が人材を絞って紹介をしてくれるので、採用のコストを削減できる点もメリットです。

 

そして、紹介手数料の支払い義務が発生するのは「入社の合意が得られた場合のみ」という点もメリットのひとつ。

派遣元企業としても紹介手数料が利益となるので、優れた人材が派遣される可能性が高くなります。

 

反対に企業側のデメリットとしては、派遣期間にせっかくスキルアップを手助けしても、確実に社員になってくれるとは限らない点が挙げられます。

 

また、紹介予定派遣を行える派遣会社は限られており、派遣される対象となる人が限られる点もデメリットです。

 

求職者側のメリットとしては、派遣先と合わないと感じたときに辞退するハードルが低い点が挙げられます。

次の派遣先も派遣会社が探してくれるという安心感もあります。

 

デメリットは、確実に社員になれるとは限らない点です。

企業側は採用しなければならない義務はありません。

 

 

紹介予定派遣を上手く活用するポイント

紹介予定派遣はメリット・デメリットがありますが、活用方法次第で採用活動がより良くなる可能性があります。

上手く活用するポイントをおさえましょう。

 

派遣会社の選定にこだわる

派遣会社は業務内容によって得意・不得意があるケースも。

自社の業務に合う人材が多い会社かどうかの見極めが必要です。

 

採用への流れを明確にしておく

派遣社員にとっても、採用か不採用かが不透明な状態で仕事はしづらかったり、能力を発揮できなかったりするものです。

 

事前に派遣会社とも話し合い、最終面接や試験を実施するのか、実施するとしたらいつ頃になるのかなど、派遣期間から採用までの流れを明示しておくと、派遣先・派遣社員の両者にとって見通しが立ちやすくなります。

 

三者が密に連携する

派遣先企業は、派遣社員が辞退するケースがあることを想定しておく必要があります。

ただ、辞退の理由を事前に知っておけば改善することができ、辞退を防げる可能性も。

 

そのためには、派遣先、派遣元、派遣社員の三者が連携して、相談・改善をしやすい仕組みづくりをしましょう。

 

 

紹介予定派遣は企業が優秀な人材を得られるメリットがある

紹介予定派遣とは、直接雇用を前提とした派遣のことです。

 

派遣期間は最長6ヶ月で、派遣期間終了後、派遣先企業・派遣元企業・派遣社員の三者の合意があれば、正社員や契約社員として直接雇用が可能になります。

 

紹介予定派遣では、派遣社員が社員となることが決定した際に、派遣先から派遣元へ紹介手数料が支払われます。

反対に言うと、雇用が成立しなければ派遣会社は手数料を得ることができないので、優秀な人材が紹介される可能性も高くなります。

 

企業側は派遣期間を通して社員としての素質を見極めることができ、求職者側も会社や働き方を知ることができるなど、働き出してからの両者のミスマッチを最小限にできるメリットがあります。

とはいえ、確実に雇用できるというわけではないというデメリットも。

 

紹介予定派遣を使う際には、派遣会社を見極め、派遣期間中は派遣先・派遣元・派遣社員が相談しやすい環境づくりも必要です。

 

キチナングループでは、山口県宇部市、山陽小野田市を中心とした地域密着型の人材派遣サービスを提供しており、紹介予定派遣サービスも展開しています。

採用活動にお悩みのある企業様は、お気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

キチナングループ株式会社 生産事業部 課長白石 重利

2021年中途入社。キチナングループ株式会社 生産事業部営業部。前職では大手人材企業で営業や人事にも関わっていました。プライベートでは家族との時間を大切にしています。子供がかわいすぎます。趣味はサッカーと大学時代にも夢中になっていたバンド活動。好きな言葉は「環境は自分で創る」。

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