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2022.07.13

物流用語の「横持ち」「縦持ち」とは?原因や回避策も知って効率UP

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こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの末次です。

 

物流における「横持ち」とは、いわゆる配送過程の「寄り道」のことですが、業務効率に影響を及ぼすのでできるだけ減らしたいもの。

しかし、災害対策などから物流拠点を分散させる動きもあり、必ずしもゼロにできるものでもありません。

 

今回のコラムでは物流業界における「横持ち」について解説。

横持ちが発生する理由とそのデメリット、横持ちを減らすための対策などをご紹介します。

 

似ている言葉「縦持ち」についてもあわせてお伝えしますね。

 

物流用語の「横持ち」「縦持ち」とは?

物流業界で使われる用語「横持ち」とは、社内の拠点間で荷物を輸送することです。

「横持ち輸送」と呼ぶこともあり、自社の生産拠点から倉庫へ輸送する、物流センターから別の配送センターへ輸送する、倉庫から加工拠点へ輸送する、などのケースがこれにあたります。

同じ拠点の中での保管スペースや作業スペース間の移動を指すこともあります。

 

いずれにしても、最短距離で納品先へ配送するのではなく、別の拠点を経由する「寄り道」となります。

 

横持ちのデメリットは、最短ルートではないことから、時間や費用が余計にかかってしまうことです。

商品の移動距離が長くなり、積み下ろしの回数が増えるほど余計に時間がかかりますし、配送トラックの燃料費、ドライバーや作業員の人件費などもかさんでいきます。

商品の積み下ろし回数が増えると、商品が破損するリスクも増えるでしょう。

 

また、横持ちと似た言葉で「縦持ち」という物流用語もあります。

これは荷物の上下移動のことで、地上や建物の下階・上階の間で荷物を輸送することを指します。

 

たとえば、トラックで運んできた荷物をビルの上階の納品先へ配送するケースなどが「縦持ち」です。

縦持ちは納品先がビルや大きな建物だったりする場合など、施設の特性などによって発生する可能性があります。

 

 

物流における「横持ち」はなぜ発生する?

物流の横持ちは、倉庫や物流センターの大きさや機能に制約がある場合に発生します。

 

仮に、自社の生産拠点に在庫の保管場所と流通加工の作業スペースがあって、生産拠点で生産から出荷までのすべての工程が完結するなら、横持ちは発生しません。

しかし、拠点の面積が小さい、それぞれの機能が備わっていないなどの理由から、生産は生産拠点で、保管や在庫管理は倉庫で、加工と出荷・配送は物流センターでなど、拠点の機能を分散させると、それぞれの工程を行うために横持ちが必要となります。

 

横持ちが発生しやすい状況として代表的なものは、繁忙期です。

集中的な注文増加により短期的に商品量が増え、保管能力を超えてしまうと、別の保管場所へ横持ち輸送が必要となります。

 

なお、複数の遠隔地への納品をスムーズに行うためや、災害被害によるリスクを減らすBCP対策のため、あえて拠点を分散させるというケースもあります。

 

 

物流の「横持ち」を減らすための対策もチェック!

物流で横持ちが発生すると、移動距離が増える分時間やコストも増えてしまうので、できるだけ減らしたいものです。

物流の横持ちを減らすための対策をご紹介します。

 

物流拠点に機能を集約する

拠点に機能を集約して、できるだけ多くの工程を1カ所の拠点で行えれば、横持ちが減ります。

物流拠点の数を減らすほど、横持ちは減らしやすくなります。

 

ただし、物流拠点を集約するのには、リスクもあります。

物流拠点を集約するメリットとリスクについては、「物流拠点を集約するメリットは?リスクや集約のポイントも解説!」でも解説していますのでぜひご覧ください。

 

余分な在庫を持たない

在庫が多いとたくさんの保管スペースが必要となり、拠点が増える、拠点内の保管スペースが増えるなど横持ちが発生する可能性が高まります。

余分な在庫は処分する、または生産の段階から計画的に在庫量をコントロールしましょう。

 

荷物を特性別に分類して管理する

移動する機会が多いもの・少ないもの、流通加工が必要なもの・不要なものなど、特性が似ている荷物ごとに分類して管理する方が、物流センター内での動線がシンプルになります。

 

業務上の必要があって横持ちの発生が避けられないとしても、上記のようなポイントを意識してムダな横持ちを減らしていきましょう。

 

 

物流の横持ちとは拠点間の利益を生まない輸送のこと

物流用語の「横持ち」とは、自社の拠点間で荷物を輸送することです。

納品先へ最短距離で配送するわけではないので、横持ちの距離や回数が増えるごとに時間やコストがかさんでいくのがデメリット。

 

荷物量や流通工程に対して拠点の保管能力や機能が足りないと、拠点が増え、横持ちが発生しやすくなります。

特に繁忙期などで短期的に業務量が激増する時期は、横持ちが発生しやすいです。

 

ただし、遠方への配送コスト削減や災害対策として、あえて拠点を分散させているケースもあります。

拠点の集約にはそれぞれメリットとデメリット(リスク)があることも知っておいてくださいね。

 

コストを抑え業務効率を上げるためにも、ムダな横持ちはできるだけ減らしたいもの。

そのためには1拠点に機能を集約する、余計な在庫を持たない、荷物を特性別に分類して管理するなどの工夫があります。

ムダな横持ちを減らして、物流の業務効率アップを目指しましょう。

 

倉庫や物流センターに制約があって横持ちが多く発生してしまっているのであれば、物流をプロに任せる「物流アウトソーシング」の活用も検討してみてくださいね。

この記事を書いた人

吉南運輸株式会社 営業部 部長末次 正人

1996年新卒入社。吉南運輸株式会社営業部。入社してからは茨城県や大阪府など様々な場所で配車や営業を経験。プライベートでは家族との時間を大切にしています。趣味はゴルフと食べ歩き。好きな言葉は「感謝」。

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