0836-38-8600
お問い合わせ

輸送のこと

2022.02.24

チャーター便とは?路線便との違いや利用のメリットデメリットを確認!

facebook

twitter

line

こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの天野です。

 

荷物を運ぶ際の輸送サービスとして「チャーター便」「路線便」があります。

チャーター便にはメリット・デメリットがあるため、適切な用途で使わなければ損をしてしまうこともあります。

 

今回は、チャーター便と路線便との違いや、チャーター便を利用するメリット・デメリット、どんな荷物の運送に向いているかについて解説します。

 

 

チャーター便とは?どんな輸送方法?

チャーター便とは、物流サービスにおいて、依頼主の荷物だけを、荷物引き受け先から目的地まで積み替えることなく運ぶ方法のことです。

専属輸送や貸し切り便などとも呼ばれます。

 

積み込む荷物の量にかかわらず、中身は依頼主の荷物だけを積み込みます。

依頼主だけのためにトラックを使うチャーター便なら、荷物の到着時間も細かく指定することが可能。

 

さらに、チャーター便は荷物の積み替えや仕分けがないため、預かった荷物を確実に目的地までお届けできます。

 

チャーター便と路線便との違いをチェック

チャーター便と対になるサービスとして路線便があります。

 

路線便は混載便や積み合わせなどとも呼ばれ、複数の依頼主の荷物を一つのトラックに積み込んで運ぶ輸送サービスのことです。

 

複数の依頼主の荷物が運送会社の拠点に集められて、目的地が近い荷物ごとにグループ分けをして運び、さらに細かく分かれて運ばれる形になります。

そのため、到着日時の細かな指定が難しいという特徴があります。

 

チャーター便と路線便の違いをたとえるなら、チャーター便はタクシー、路線便はバスといったイメージです。

依頼主の荷物だけを積み込むチャーター便の方が、より依頼主の要望に応えやすい輸送方法だと言えます。

 

路線便については、下記のコラムでも詳しくお話しておりますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

路線便とは?仕組みやメリット・デメリットを知って最適な活用を

 

チャーター便と路線便の中間的な立場にあるのが「ボックスチャーター便」です。

 

ボックスチャーター便は、規格が決められたボックス内に荷物を入れ、複数のボックスを合わせて運びます。

ボックス単位の契約になるため、荷物が他の依頼主と混ざることはありません。

 

また、オプションサービスで路線便よりも細かい時間指定を付けられることもあります。

 

 

チャーター便を利用するメリット・デメリットを確認!こんな人に向いている

チャーター便のメリット・デメリットから、チャーター便が向いているケースについて解説します。

 

チャーター便のメリット

  • 最短の輸送ルート・時間で輸送が可能
  • 日にち・荷物到着時刻・荷物引取時刻を細かく設定できる
  • 他の荷物と混ざらないので取り違いが起こらない(※状況によっては混載の可能性も)
  • 荷物の入れ替えがないため破損や紛失のリスクが下がる
  • 大きい荷物や尺が長い荷物など、他の荷物とは積み込みにくいものも運びやすい

 

チャーター便のデメリット

  • 荷物の量にかかわらず輸送料金が一定なので割高になることがある
  • 輸送需要が高いシーズンはチャーター便を確保できないことがある
  • 長距離の場合は2~3日前の依頼が必要(※県内であれば前日依頼で対応できる場合も)

 

メリットとデメリットから、チャーター便に向いているのは以下のような人です。

 

  • 荷物の到着時刻を細かく設定したい
  • 安全かつ確実に荷物を輸送したい
  • 荷物の量が多い
  • 荷物の量が少なくても高価であるため輸送コストの元が取れる
  • 美術品や工芸品、動物、においの強い荷物など他の荷物とは運びにくいものを送りたい
  • 尺が長くかつ壊れやすい釣り竿や、大きすぎる物や特殊な形状の物などを送りたい

 

チャーター便は一般的に輸送コストが高いものの、上手に使えば荷物一つあたりのコストは下がります。

コスト、メリット・デメリットを総合的に判断し、チャーター便を使用されると良いでしょう。

 

 

チャーター便とはオーダーメイドの輸送法のこと!

チャーター便とは、トラック一台をまるまる貸し切って輸送することで、依頼主の荷物を最短ルートで確実に目的地まで届けます。

 

対して路線便は、目的地が近い荷物を一つのトラックに一緒に載せて運ぶため、荷物の積み替えや仕分けが必要になり、輸送時間がかかったり、荷物の破損リスクなどがあったりします。

 

相乗りさせるものの荷物が混ざる心配がないボックスチャーター便は、チャーター便と路線便のいいところ取りの輸送法だと言えるでしょう。

 

チャーター便は安全性が高く荷物の破損リスクが低いというメリットがあるものの、輸送コストが高くなりがちだというデメリットも。

 

ただし、荷物の値段や量によってはさほど高いとも言えません。

他の荷物とは一緒に運びづらい物や、日にち・到着時間を細かく指定したい場合などにはチャーター便が向いているなど、荷物の内容や用途に合わせて向き・不向きは変わるので、総合的に判断をしてみてくださいね。

この記事を書いた人

キチナンロジスティクス株式会社 営業部天野 舞子

2021年新卒入社。キチナンロジスティクス株式会社 営業部。プライベートでは山口県のミネルバ宇部でプロフットサル選手兼副キャプテンとして活躍中。休日はショッピングやパン屋巡り、掃除をして気持ちをリフレッシュしています。好きな言葉は「勇住邁進」。

facebook

twitter

line

PAGE
TOP