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2022.04.22

物流倉庫の移転について解説!タイミングやスケジュール、注意点とは

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こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの末次です。

 

綿密な準備が必要な物流倉庫の移転。

物流サービスを滞らせることなく倉庫移転を進めるためにはどのようにしたらよいのかと、お悩みの方も多いでしょう。

 

移転が必要な状況にも関わらず、なかなか倉庫の移転を進めることができない状態が続くと十分なサービスを提供できなくなってしまう可能性もあります。

 

今回は、物流倉庫の移転について、移転を考えるタイミングや、具体的な移転の流れについて解説します!

物流倉庫の移転で注意すべきポイントについてもお話しするので、これから物流倉庫の移転を進めていかれる方はぜひチェックしてくださいね。

荷物管理

 

 

物流倉庫の移転を考えるタイミングとは?

物流倉庫の移転を考えるタイミングは「物流サービスが円滑に進まなくなったとき」です。

 

具体的には、取り扱い量が増えて在庫や商品の十分な収納スペースを確保できなくなったときや、作業スペースが十分確保できなくなったときなどが挙げられます。

 

作業スペースが十分にとれないと、作業するスタッフにとってもストレスがかかります。

余計なストレスはミスの元になり、お客様への物流サービスに支障をきたすおそれも。

 

また、在庫や商品を倉庫に保管できる量が限られてしまうと、発注をこまめに行う必要が出るため製造から販売までの時間が長くかかるようになり、結果、販売機会の損失につながるリスクもあります。

 

「これまでのやり方ではうまくいかなくなった」と感じたときが、物流倉庫の移転を考えるタイミングです。

 

 

物流倉庫の移転のスケジュールと発生する作業をチェック!

物流倉庫の移転は、計画から移転完了までスムーズに進んでも約3カ月はかかると考えておきましょう。

物流倉庫を委託する場合を例に、時系列にそって物流倉庫の移転スケジュールをご紹介します。

 

移転完了3カ月前

移転先の倉庫との業務委託契約を行います。

また、それに伴い、今まで使用していた業務倉庫の業務委託解約も行います。

 

業務委託契約後、具体的な倉庫運用に向けた計画を立てていくことになります。

まずは現状の分析を行い、問題点などを徹底的に洗い出していく作業が必要です。

 

移転後にスムーズな倉庫運用ができるよう、委託先と協力しながら、システムの改修・連携作業を行っていきます。

 

移転完了2カ月前

移転する在庫量を把握後、移転にかかる費用の見積もりを行います。

 

トラックの台数や箱数などをもとに、移転日程や新倉庫へ運ぶための現倉庫での梱包指示などの見積もりを新倉庫委託先から出してもらい、現倉庫の委託先とスケジュール調整をします。

 

移転完了1カ月前

在庫管理システムの連携テスト、移転にかかる詳細なタイムスケジュールを確定させます。

見積もり時に出した移転スケジュールをさらに詰めて、より細かいスケジュールを組んでいきます。

 

移転中は出荷停止となるため、停止期間に来る受注量を予測し、新倉庫稼働後にどのくらいの日程で消化できるかの見通しも立てておくことが重要です。

 

移転完了1週間前~移転完了

現倉庫での出荷終了後、棚卸・梱包を行い、新倉庫への移転を行います。

現倉庫の搬出前の在庫数と新倉庫へ搬入後の在庫数は一致している必要があるため、搬出前の棚卸作業は必須です。

 

 

物流倉庫の移転で注意すべきポイントを解説

トラック

物流倉庫の移転では、注意すべきポイントがいくつかあります。

 

活用方法を入念に確認する

物流倉庫の移転は、今よりもより良い物流サービスを提供するために行います。

 

まずは現状把握でどこに困っているのか、どこは維持したいのかなどを明確にし、移転先でそれを生かせる、または解決できるのかを探る必要があります。

移転前に抱えていた課題はしっかりと新倉庫に共有し、少しでも効率的に作業全般も引き継げるよう準備しましょう。

 

移転先では、前の入居事業者の業種なども把握しておくと、よりよい活用方法を見出しやすくなります。

 

データ連携が確実に行えているかチェック

物流サービスにおいて、管理システムはなくてはならないものです。

現倉庫と新倉庫のシステム連携時に改修が発生するケースもあるため、できるだけ早く確認作業は済ませ、改修に時間がかけられるようにしましょう。

 

移転に伴う業務の効率化を行う

たとえば、移転前の倉庫では「作業員の記憶をもとにピッキングを行う」といったように、作業員の技術や熟練度によって差が出るような仕組みであったのなら、移転と同時に「だれでも、同じように作業が完了する」仕組みに変える必要があります。

 

特に業務委託で物流サービスを管理している場合、倉庫が変わることで今までと同じやり方ではうまくいかないケースが考えられます。

物流コストが商品の価格に占める割合は少なくないため、移転を機に、業務の効率化・コストカットを図っていくことも重要です。

 

すべての関係者と情報共有をする

物流倉庫の移転となると、物流に直接関わる取引先や部署にだけ移転の連絡をしてしまうかもしれませんが、移転によって仕入れ先の混乱が生じたり、データ処理の方法が異なったりするなど、他の部署にも支障をきたしてしまう可能性も。

 

移転の際はあらゆる関係先・会社に周知しておくことが必要です。

 

 

物流倉庫の移転で物流を効率化してより良いサービスを

倉庫の移転を考えるタイミングとしては、在庫数の増大などにより、物流に関する作業が円滑に進まなくなったときが挙げられます。

 

ミスが増えたり、スムーズに作業が進んでいないと感じたら、現在の倉庫は合っていない可能性があります。

 

倉庫の移転にかかる日数は、計画から移転完了まで早くても約3カ月。

大まかな概算スケジュールから、細かくタイムテーブルをつくっていき、現倉庫と新倉庫・新委託先の連携もしっかり取っていく必要があります。

 

移転時の注意点は、移転後に効率よいサービスが行える状態にもっていけているかということ。

新倉庫でシステムの連携がきちんと行われているか、移転に伴う情報共有が関係各所で漏れなく行われているかなどを確実にチェックしましょう。

 

移転に伴い、これまでの体制を見直し、コストカット・業務の効率化を図っていくことも大切です。

 

キチナングループでは、商品の保管、出入庫、在庫管理等を一貫して承る倉庫保管サービスを提供しています。

物流倉庫の移転や効率化でお悩みの方は、お気軽にご相談ください!

この記事を書いた人

キチナンロジスティクス株式会社 営業部 部長末次 正人

1996年新卒入社。キチナンロジスティクス株式会社 営業部。入社してからは茨城県や大阪府など様々な場所で配車や営業を経験。プライベートでは家族との時間を大切にしています。趣味はゴルフと食べ歩き。好きな言葉は「感謝」。

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