キチナングループでは2023年度よりチーム活動を再開しました。今回はチームの1つであるコミュニケーション活性化チームが2024年6月1日(土)の上期キックオフにてミッション・ビジョン・バリュー(以下MVVとします)浸透に向けてのワークショップを実施しましたので、企画について紹介をしたいと思います。

私たちは、グループ会社12社、従業員は1,000名を越えました。ただし、山口県中心とはいえ、勤務地について西は福岡県から東は埼玉県までという仕事環境のため、考え方や価値観、お互いの事業や人について知らないことが多いというのも事実です。また、MVVについても、2022年の発表時には覚えていたものの、忘れてしまったり、日々の仕事で意識しきれないことも増えてきたように感じました。

そこで、コミュニケーション活性化チームとしては【横のつながりをつくり、バリューを浸透させていくことでお客様へ提供できる価値も大きくなっていく】と考え、上期キックオフというタイミングでワークショップを開催することを提案しました。

この記事では、「バリューを浸透させるために、どのようなワークショップを開催したか?」について、紹介します。

企画メンバー

コミュニケーション活性化チーム11名で企画からスライド・ワーク作成を行いました。準備期間は約4カ月です。

コミュニケーション活性化チームの目指すビジョン

従業員の方々にとって、満足してはたらけるキチナングループになることをビジョンに置き、重点方針としてコミュニケーションについて学び、従業員さんが興味を持ち、行動を起こせる機会を増やしたいと考えています。今回の企画は初めてのオフライン企画でした!

グループワーク構成

できるだけ同じ立場の人と話をする機会を創りたいという思いがあったため、事前にワークを行うメンバー決めをしました。1チーム4人程度で、なるべく同じ立場の人でグループを設定。当日は120名超のメンバーにワークへ参加いただくことができました。

バリュー浸透ワーク実施にあたって

ワークに入る前に、おさらいとしてMVVについて簡単に説明をする時間を設けました。
また、2022年に発表されたMVVの策定過程についてもすこし触れました。

  • ミッション:組織が社会のために果たすべき役割・使命や存在意義としてのWHY
  • ビジョン :目指したいあるべき姿としてのWHAT
  • バリュー :目指すべきところをメンバーがどう実現するかのHOW

今回のワークは特にバリューに焦点を当てることにしました。なぜならば、バリューは働く上での重要な価値観・考え方だからです。例えば、前提の考え方が揃っていないと、正解のない話し合いをいつまでも続けてしまって、本来するべき事業の中身の議論ができなくなり、組織のスピード感を失ってしまいます。

そうならないためにも、バリューを言語化し、全員で前提としての価値観や行動指針を揃え、組織を一枚岩にしていくことが必要です。

バリューがあることで、軸ができます。仕事で判断をするとき、改善をするとき、上司や部下と、そしてチームで相談をするときに、「これはお客様のためになっているのか?」「スピード感を持って動けているか?」「やりっぱなしになっていないか?」「目先でなく、全員のことを考えて中長期的な視点で考えられているか?」などを一人ひとりが日々考え抜き、行動することができるようになります。

  • キチナングループのMVVとは
  • キチナングループMVV策定過程

2022年に発表されたキチナングループのMVV。公募で集まった6名の「One KICHINAN」メンバーを軸に、メンバーはあくまでも全従業員!ということで、新卒総合職や役職者など180名を中心に11月末より「One KICHINANワークショップ」を開催し、グループ初!事業部の垣根を超えた意見交換を通して進められました。

もっと詳しく知りたい!という方はこちらのブログもご覧ください。
→『キチナングループバリュー策定プロジェクト「One KICHINAN」始動
→『バリューを軸に再構築』(代表井本note)

ここまでで、参加者の方には、参加前よりもMVVや、キチナングループについて理解を深めていただけたのではないかと思います。

バリューについて考える3つのワーク

  • この1年間でバリューを発揮できたこと・できなかったことを振り返る
  • 一緒に働いているメンバーでバリューを発揮している人と理由を書く
  • 2024年度の個人ビジョン&挑戦したいことを考える

以上3つのワークを通じて、役員から新入社員まで、総勢120名超の社員にバリューについて真剣に考えてもらいました。ワーク内容の共有時には笑顔や笑い声も溢れたりと、想像以上に交流・アウトプットの場になっていることが実感できました。

さいごに

当たり前ですが、MVVは存在するだけでは意味がありません。
経営層が描くビジョンの共有、そして、バリュー・想い・改善のボトムアップをお客様に一番近い現場からしていくことが必要です。相互にかかわりあい、考え、実践し、キチナンらしさを生み出して、お客様に必要とされる会社や事業をつくっていきましょう!今期も、よろしくお願いします。

text:コミュニケーション活性化チーム 藤野ひかる