こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの津田です。

商品の価値を高めて消費者の満足度を向上させる流通加工は、企業にとって売り上げに関わる重要性の高い工程です。

しかし、この流通加工作業には手間がかかるのも事実。
そこで、多くの企業が流通加工のアウトソーシングを利用しています。

今回は流通加工の概要や課題、流通加工をアウトソーシングするメリットについて、詳しく解説していきましょう。
キチナングループが提供する流通加工サービスについても紹介します!

物流における流通加工とは?その目的や内容をチェック!

流通加工とは、流通の過程で行われる加工作業のことです。
例えば、商品の大きさを均一にしたり整えたり、パック詰めしたりという作業は、全て流通加工にあたります。

このような加工作業を行うことで商品の使い勝手が向上し、消費者にとっての商品の利便性を高め、商品に付加価値を付けることが可能になります。
食品やアパレル、ガラス、金属など、流通加工はあらゆる商品を対象に幅広い業界で行われており、近年ではパソコンの組み立ても流通加工として行われるようになりました。

多くの場合、流通加工は生産工場だけではなく、物流センターや商品センター、倉庫などの流通段階で行われています。
生産工場だけではカバーできない加工を物流施設で担うことで、商品の流通を支えています。

流通加工の内容は商品によってさまざま!

流通加工の内容は、扱う商品や商品ターゲットによってさまざまです。
具体例を挙げてみましょう。

【生産加工】製造段階で行われる加工

生産加工は、商品の機能性や品質を確保するための重要なプロセスです。
生産工場の生産ラインで行われるほか、物流センターで対応するケースもあります。

主に下記のような加工を行います。

  • カッティング
  • プレス
  • 丁合(ちょうあい:印刷物をページごとに並べる)
  • 組み立て など

【販促加工】販売準備段階で行われる加工

販促加工は、商品の付加価値を高め、販売を促進するための加工です。
消費者ニーズや小売店の要望に応じた柔軟な対応が求められます。

主に下記のような加工を行います。

  • 種類や順番を揃える
  • 検品、検量
  • 詰め替え、詰め合わせ
  • 包装、リボン掛け
  • 値札貼り、バーコード貼り
  • 印刷物の封入
  • 封緘(袋や封筒の封をする)
  • 同じ届け先の商品をまとめる
  • 電子機器の初期設定 など

商品が消費者に届くまでの過程ではカッティングや検品、梱包などの多くの流通加工業務が行われているのです。

流通加工3つの目的

流通加工は、次のような目的で行われています。

1.ユーザーの利便性アップ

流通加工の大きな目的は、商品の利便性を向上させることです。
形を整えたり箱詰めしたりといった流通加工を行うことで、その商品はユーザーにとって使いやすいものになります。

また、「POPシールを貼ってほしい」「景品を付けてほしい」といった小売店からのニーズに応えることも、流通加工の目的の一つです。

2.付加価値のプラス

流通加工を行うことで、商品には付加価値を付けることができます。

例えば、ただのガラスよりも、使いやすい大きさにカットされ形も整えられたガラスの方が利便性が高く、価値を感じてもらいやすいでしょう。

流通加工で商品に付加価値を付けることで、商品の販売促進を図っています。

3.商品の信頼性向上

流通加工を行う場合、商品は複数段階の加工を受けます。
そのため、作業と同時に複数回の検品を受けることになります。

検品の回数が増えるということは、不良品を流通させてしまうリスクが減るということ。
これにより商品の品質に対する信頼性が増し、不良品トラブルの回避につながります。

流通加工と梱包の違い

「流通加工」と「梱包」は混同されやすい業務ですが、実は大きな違いがあります。

流通加工は商品そのものに価値を加える作業です。
カッティングやラベリング、詰め合わせ、ラッピングなどを通じて、消費者にとってより魅力的で使いやすい商品に仕上げます。

一方、梱包は商品を破損から守り、配送を効率化するための作業。
段ボール梱包や緩衝材での保護が該当します。

つまり、流通加工は「商品の価値向上」、梱包は「商品の保護」が主な目的です。

流通加工を含めた物流全体の仕組みを理解したいという方は、「物流の5大機能とは?それぞれの内容や新たに加わった機能も紹介!」もあわせてご覧ください。

流通加工には今後の課題もある!

流通加工は商品の魅力を高めますが、さまざまな課題もあります。
流通加工の抱える主な課題を4つ挙げてみましょう。

起こり得る課題を事前に知っておき、流通加工を効率化する方法や人材確保の方法を考えておくなど、検討の際の参考にしてくださいね。

課題1:コストがかさみやすい

自社で流通加工を行うには、場所や設備、人材などのリソースが必要です。
そのため、多様な流通加工をしようと思うと、それだけコストがかかってしまいます。

商品の付加価値を高め、競争力を向上させるために流通加工を行なっても、流通加工のコストが高すぎれば企業利益は下がってしまいます。

課題2:運営に手間がかかる

自社で流通加工を行うには、流通加工の運営体制を整え、管理しなければなりません。

会社や工場から離れた場所にある物流センターや倉庫で、さまざまな加工作業や多数の人材のマネジメントを行うことは大変な業務。
担当者の負担が増え、本来のコア業務に集中できなくなる可能性があります。

課題3:負担の大きい単純作業が多い

流通加工には、自動化できない負担の大きい単純作業が多いといわれます。

例えば、単調な作業が続くルーティン業務や自社の拠点間で荷物を輸送する横持輸送など。
このような負担の大きい単純作業は非効率で、トラブルが起こりやすく、働く人にとってもストレスになる恐れがあります。

課題4:突発的な要望への柔軟対応が難しい

小売店などの流通チャネルからの要望や、自社で急きょ決まったキャンペーンなど、突発的な要請に対応しにくい点も流通加工の課題の一つ。

通常の会社では、流通加工に対する突発的な要請にすぐ対応することは難しく、現場への内容周知やレクチャーに手間と時間がかかってしまいます。

このような課題を解決する方法の一つ、「流通加工を専門業者にアウトソーシングする」ことについて、次のブロックで詳しくご紹介します!

物流現場で流通加工をアウトソーシングする企業が増えている!

近年、流通加工を物流の専門業者にアウトソーシング(外部委託)する企業が増加傾向にあります。
それはなぜなのでしょうか。
流通加工をアウトソーシングする理由とメリットをご説明します。

なぜ流通加工のアウトソーシング利用が増えている?

流通加工のアウトソーシング利用増加の背景には、市場や社会の変化があります。

現代社会は、労働力人口の減少によって人手不足が深刻化。
そこで急がれているのが、業務の効率化です。

流通加工を専門業者にアウトソーシングすることで、自社で流通加工を実施しマネジメントする手間が省ければ、企業は業務を効率化することができます。

また、情報化によって消費者ニーズが多様化していることも、流通加工のアウトソーシングが増えている理由の一つ。
流通加工をアウトソーシングすれば、専門業者の柔軟な対応により、消費者の多様なニーズに応えられます。

流通加工をアウトソーシングする4つのメリット

前述の流通加工をアウトソーシングする理由を踏まえ、流通加工をアウトソーシングするメリットについても見ていきましょう。

1.流通加工作業が効率的になり、質も向上する

流通加工のアウトソーシング先は、流通加工の専門業者です。
専門業者は流通加工のノウハウが豊富なので、慣れない流通加工を企業が自社で行うよりも、作業を効率的に行うことができます。

また、作業の品質向上も期待でき、結果として商品の付加価値は高まります。

2.工数削減により、コア業務への集中が可能になる

流通加工をアウトソーシングすれば、企業は流通加工作業に自社の人員を割いたりマネジメントしたりする必要がなくなります。

これにより、社員はコア業務だけに集中することが可能に。
効率的に営業や開発、マーケティングなどの業務を進めることができます。

3.臨機応変な対応で、顧客や取引先と良好な関係を構築できる

流通加工の専門業者では、専門的なノウハウにより臨機応変に対応してくれることがほとんど。
臨機応変な対応により顧客満足度が向上すれば、企業価値も高まっていくでしょう。

4.初期投資の削減とコスト最適化ができる

アウトソーシングを利用すれば、設備導入や人材育成の初期費用を大幅に削減できます。
物流量の変動に合わせた従量課金制により、無駄な固定費を抑えた柔軟なコスト管理が実現できるのも大きな利点です。

流通加工をアウトソーシングする際の注意点

メリットが大きいアウトソーシングですが、検討の際に留意すべき点もあります。

認識のズレによる品質低下

委託先との間で加工内容やフローなどの理解が異なると、期待する品質や仕上がりにならない可能性があります。
事前に詳細な要件を伝え、サンプル確認を通じてイメージをすり合わせることが大切です。

新たなコストの発生

外注費が発生するため、自社対応時との費用比較が必要です。
繁忙期と閑散期を含めた年間の費用シミュレーションを行い、本当に費用面でのメリットがあるか検討しましょう。

トラブル時の対応

万が一トラブルが発生した場合、委託先が迅速に対応してくれるかは重要なポイントです。
定期的な状況報告を行なってくれるか、問題が生じた時の対応がスムーズか、しっかり見極めましょう。

物流業務全般のアウトソーシングについて、より詳しく知りたい場合は「物流アウトソーシングとは?メリット・デメリット、利用方法や選び方」もあわせてもご参考ください。
メリット・デメリット、サービス選択のポイントなど、アウトソーシング導入時に必要な知識をまとめています。

キチナングループの流通加工サービスで課題を解決!

流通加工

物流現場での流通加工の課題は、専門の物流業者に委託することで解決できます。
キチナングループでは、倉庫内での包括的な流通加工サービスを提供しており、多様なニーズに対応しています!

以下のような、流通加工業務に対応可能です。

  • 贈答品、進物商品のラッピング包装
  • 簡易組み立て
  • ラベル貼り
  • 検品・検針
  • オリコン、通い箱等の洗浄作業 など

繁忙期・閑散期による物量変動に柔軟に対応し、時期ごとに必要なリソースを調整できるため、コストの効率化が実現できます。

キチナングループでは、流通加工に関する以下のようなお悩みについてお問い合わせをいただくことが多いです。

  • 流通加工の作業場所や設備を自社で用意するのが難しい
  • 検品作業の精度を上げたいが、人材育成のノウハウがない
  • ギフト用のラッピングやリボン掛けができる人材がいない
  • 流通加工の外注先を探しているが、どこに頼めばいいかわからない
  • アソートやセット組みの作業が属人化していて効率が悪い
  • 輸入雑貨の仕入れ販売をしているが不良品が多く検品に時間がかかる
  • 配送前の最終確認作業に時間がかかりすぎている
  • 流通加工のコストが予想以上にかさんで利益を圧迫している
  • 自社の倉庫では対応できない流通加工の依頼が増えている  など

キチナングループでは、上記のような流通加工のお悩みに幅広く対応可能です!

【サービス提供エリア】
西日本を中心に流通加工サービスを提供しています。

◎山口県:小野田市、宇部市、山口市
◎その他エリア:大阪府、岡山県、名古屋、関西周辺エリア

ご相談・お見積もりは無料です!
流通加工でお悩みの際はお気軽にキチナングループへお問い合わせください!

▶︎キチナングループの「流通加工」について問い合わせる

物流現場の流通加工はアウトソーシングで効率化・品質アップ!

流通の過程で行われる加工作業である「流通加工」は、ユーザーの利便性を高めたり商品に付加価値を付けたりするために行われる重要な作業です。

しかし、自社での流通加工には、コストや運営の手間、従業員の負担などの面で課題も。
流通加工を専門業者に依頼するアウトソーシングを利用すれば、流通加工の課題は解決しやすくなり、自社の社員はコア業務に集中することができます。

商品の価値を高めることは大切ですが、そのための流通加工作業が企業の負担になってしまっては、事業を継続していくことはできません。

変化する社会背景を考えると、流通加工はアウトソーシングするのが効果的!
アウトソーシングは、人材不足やニーズ多様化に対応する企業の強い味方になるはずです。
品質面や費用面できちんとメリットを得られるかを見極めた上で、アウトソーシングも選択肢として考えてみましょう。
流通加工を自社で行なっている企業様や流通加工に課題を抱えている企業の方は、専門業者へのアウトソーシングも検討してみてくださいね。

キチナングループは、地域でもパートナーが多く、協力しながら、より多角的な流通加工サービスを提供しております。
現場を熟知した物流のプロが、お客様の荷物の特性に合わせて流通加工を最適化いたします。

この記事を書いた人

津田 康平

キチナングループ株式会社 倉庫事業部 主任

2018年中途入社。キチナングループ株式会社 倉庫事業部営業部。前職でも営業をしていました。プライベートでは奥様と買い物に行ったり、趣味のゴルフやバス釣りを楽しんでいます。好きな言葉は「この道より 我を活かす道無し この道を歩く」。