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2022.01.07

流通加工とは?目的や内容、アウトソーシングのメリットなど詳しく!

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こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの津田です。

 

商品の価値を高めて消費者の満足度を向上させる流通加工は、企業にとって売り上げに関わる重要性の高い工程です。

 

しかし、この流通加工作業には手間がかかるのも事実。

そこで、多くの企業が流通加工のアウトソーシングを利用しています。

 

今回は流通加工の概要や課題、流通加工をアウトソーシングするメリットについて、詳しく解説していきましょう。

流通加工

 

 

流通加工とは?その目的や内容をチェック!

まずは流通加工とは何なのか、何のために行われるのかを解説していきます。

 

流通加工とは

流通加工とは、流通の過程で行われる加工作業のことです。

例えば、商品の大きさを均一にしたり整えたり、パック詰めしたりという作業は、すべて流通加工にあたります。

 

このような加工作業を行うことで商品の使い勝手は向上し、消費者にとっての商品の利便性を高めたり、商品に付加価値を付けたりすることが可能になります。

 

食品やアパレル、ガラス、金属など、流通加工はあらゆる商品を対象に幅広い業界で行われており、近年ではパソコンの組み立ても流通加工として行われるようになりました。

多くの場合、流通加工は物流センターや商品センター、倉庫などで行われており、生産工場だけではカバーできない加工を担うことで商品の流通を支えています。

 

流通加工の内容は商品によってさまざま!

流通加工の内容は、扱う商品や商品ターゲットによってさまざまです。

具体例を挙げてみましょう。

 

  • カッティング
  • 種類や順番を揃える
  • 検品、検量
  • 詰め替え、詰め合わせ
  • 包装、リボン掛け
  • 荷札付け、値札付け
  • 値札貼り、バーコード貼り
  • 印刷物の封入
  • 封緘(袋や封筒の封をする)
  • 同じ届け先の商品をまとめる
  • 電子機器の初期設定
  • 組み立て

 

消費者は当たり前に形の揃った商品や梱包された商品を手にしていますが、その過程ではカッティングや検品、梱包などの多くの流通加工業務が行われているのです。

 

流通加工3つの目的

流通加工は、次のような目的のために行われています。

 

1.ユーザーの利便性アップ

流通加工の大きな目的は、商品の利便性を向上させることです。

形を整えたり箱詰めしたりといった流通加工を行うことで、その商品はユーザーにとって使いやすいものになります。

 

また、「POPシールを貼ってほしい」「景品を付けてほしい」などといった小売店からのニーズに応えることも、流通加工の目的のひとつです。

 

2.付加価値をプラス

流通加工を行うことで、商品には付加価値を付けることができます。

例えば、ただのガラスよりも、使いやすい大きさにカットされ形も整えられたガラスの方が、ユーザーにとっての価値は増すでしょう。

 

また、電気製品も部品で届くよりも組み立てられた状態で届く方が、ユーザーにとっては便利なはずです。

付加価値を付けることで商品の販売を促進することも、流通加工の目的です。

 

3.商品の信頼性向上

流通加工を行う場合、商品は複数段階の加工を受けます。

そのため、作業と同時に複数回の検品を受けることになります。

 

検品の回数が増えるということは、不良品を流通させてしまうリスクが減るということ。

 

これにより商品の品質に対する信頼性は増し、企業は不良品トラブルを回避することができます。

 

流通加工には今後の課題もある!

流通加工は商品の魅力を高めますが、その運営には複数の課題もあります。

流通加工の抱える主な課題を4つ挙げてみましょう。

 

課題1:コストがかさみやすい

自社で流通加工を行うには、場所や設備、人材などのリソースが必要です。

そのため、多様な流通加工をしようと思うと、それだけ企業にはコストの負担がかかってしまいます。

 

商品の付加価値を高め、競争力を向上させるために流通加工を行っても、流通加工のコストが高すぎれば企業利益は下がってしまいます。

 

課題2:運営に手間がかかる

自社で流通加工を行うには、流通加工の運営体制を整え、管理しなければなりません。

 

会社や工場から離れた場所にある物流センターや倉庫で、さまざまな加工作業や多数の人材のマネジメントを行うことは大変な業務。

 

担当者の負担が増え、他のコア業務に集中できなくなる可能性があります。

 

課題3:負担の大きい単純作業が多い

流通加工には、自動化できない負担の大きい単純作業が多いと言われます。

 

例えば、ずっと単調な作業を行うルーティン業務や自社の拠点間で荷物を輸送する横持輸送など。

このような負担の大きい単純作業は非効率で、トラブルが起こりやすく、働く人にとっても大きなストレスになる恐れがあります。

 

課題4:突発性の要望への対応が難しい

小売店などの流通チャネルからの要望や、自社で急きょ決まったキャンペーンなど、突発的な要請に対応しにくい点も流通加工の課題のひとつ。

 

通常の会社では、流通加工に対する突発的な要請にすぐ対応することは難しく、現場への内容周知やレクチャーに手間と時間がかかってしまいます。

 

起こり得る課題を事前に知っておき、流通加工を効率化する方法や人材確保の方法を考えておくなど、検討の際の参考にしてくださいね。

 

次でこういった課題を解決する方法の1つとして「流通加工を専門業者にアウトソーシングする」ことについて、詳しくご紹介します!

 

 

流通加工をアウトソーシングする企業が増えている!

近年、流通加工を専門業者にアウトソーシング(外部委託)する企業が増加傾向にあります。それはなぜなのでしょうか。

流通加工をアウトソーシングする理由とメリットもご説明します。

 

なぜ流通加工のアウトソーシング利用が増えている?

流通加工のアウトソーシング利用増加の背景には、市場や社会の変化があります。

 

現代社会は、労働力人口の減少によって人手不足が深刻化。

そこで急がれているのが、業務の効率化です。

 

流通加工を専門業者にアウトソーシングすることで、自社で流通加工を実施しマネジメントする手間が省ければ、企業は業務を効率化することができます。

 

また、情報化によって消費者ニーズが多様化していることも、流通加工のアウトソーシングが増えている理由のひとつ。

流通加工をアウトソーシングすれば、専門業者の柔軟な対応により、消費者の多様なニーズに応えられます。

 

流通加工をアウトソーシングする3つのメリット

前述の流通加工をアウトソーシングする理由を踏まえ、流通加工をアウトソーシングするメリットについても見ていきましょう。

 

1.流通加工作業が効率的になり、質も向上

流通加工のアウトソーシング先は、流通加工の専門業者です。

専門業者は流通加工のノウハウが豊富なので、慣れない流通加工を企業が自社で行うよりも、作業を効率的に行うことができます。

 

また、作業の品質向上も期待でき、結果として商品の付加価値は高まります。

 

2.工数削減により、コア業務への集中が可能に

流通加工をアウトソーシングすれば、企業は流通加工作業に自社の人員を割いたりマネジメントを行ったりする必要がなくなります。

 

これにより、社員はコア業務だけに集中することが可能に。

効率的に営業や開発、マーケティングなどの業務を進めることができます。

 

3.臨機応変な対応で、顧客や取引先と良好な関係構築

流通加工の専門業者では、専門的ノウハウにより臨機応変な対応を可能にしています。

そのため、専門業者に流通加工をアウトソーシングすれば、流通チャネルや顧客からの突発的な要請にも対応できるようになります。

 

臨機応変な対応により顧客満足度が向上すれば、企業価値は高まっていくでしょう。

 

 

流通加工はアウトソーシングで効率化・品質アップ!

流通の過程で行われる加工作業である「流通加工」は、ユーザーの利便性を高めたり商品に付加価値を付けたりするために行われる重要な作業です。

 

しかし、自社での流通加工には、コストや運営の手間、従業員の負担などの面で課題も。

流通加工を専門業者に依頼するアウトソーシングを利用すれば、流通加工の課題は解決しやすくなり、自社の社員はコア業務に集中することができます。

 

商品の価値を高めることは大切ですが、そのための流通加工作業が企業の負担になってしまっては、事業を継続していくことはできません。

 

変化する社会背景を考えれば、流通加工はアウトソーシングするのが効果的。

アウトソーシングは、人材不足やニーズ多様化に対応する企業の強い味方になるはずです。

 

キチナングループは、地域でもパートナーが多く、協力しながら、より多角的なサービスを提供しております。

流通加工を自社で行っている企業や流通加工に課題を抱えている企業の方は、専門業者へのアウトソーシングも検討してみてくださいね。

この記事を書いた人

キチナングループ株式会社 倉庫事業部 主任津田 康平

2018年中途入社。キチナングループ株式会社 倉庫事業部営業部。前職でも営業をしていました。プライベートでは奥様と買い物に行ったり、趣味のゴルフやバス釣りを楽しんでいます。好きな言葉は「この道より 我を活かす道無し この道を歩く」。

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