こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの本島です。

「ロット」とは製品を管理する最小単位のことで、さまざまなシーンで使われています。

物流の現場でも、輸送ロットや配送ロットなどを設定して管理している企業は多いです!

今回のコラムでは、物流の現場で使われる「ロット」について解説。

主に活用されているロットの種類やロットで管理するメリット、注意点などもお話しします。

物流倉庫に保管

ロットとは? どんな種類がある?

ロットとは、活動シーンごとの、製品をまとめて管理する最小単位です。

1ロットあたりの数量は、企業がその製品や工程ごとに独自に設定するので、1ロット=100個の製品があれば、同じ製品でも工程が違えば1ロット=200個となることもあります。

たくさんの製品を管理する生産や販売、物流の現場では、商品を1個ずつ管理するよりも、ある程度まとまった数ごとにロットで管理するほうが、効率的に管理ができるのです。

主に活用されるロットの種類には、以下のようなものがあります。

製造ロット

製品の製造における最小単位です。

工場や生産ラインの1回の稼働で製造できる量を製造ロットとして設定されます。

購入ロット

製品を販売する際の最小単位です。

購入ロットは販売側が独自に設定し、ロット単位で販売します。

最小ロット

販売側がきちんと利益を出すために定めた受注の最小単位です。

1個だけ売っても利益が出ないような製品の場合、最低限の利益を確保できる数を最小ロットに設定し、ロット単位で受注を受けます。

物流におけるロットの種類

ロットは、ビジネスのシーンや工程ごとにさまざまな種類があります。

物流の現場でよく使われるロットは以下の3種類です。

輸送ロット

製品を輸送する際の最小単位です。

輸送する製品をある数量ごとにまとめることで、輸送効率を高めます。

なお、数量によって小ロット・中ロット・大ロットと分類することもあります。

  • 小ロット:1トン未満程度
  • 中ロット:1トン以上~トラック1台未満程度
  • 大ロット:トラック1台が満車になる程度

配送ロット

製品を配送する際の最小単位です。

ロット単位で受注し、ロット単位で配送することで在庫管理の効率化と1個あたりの配送コスト削減を図ります。

保管ロット

製品保管時の最小単位です。

製品を1個ずつ保管・管理するのではなく、ロット単位で伝票を書いたりバーコードを付けたりすることで在庫管理を効率化します。

物流とは、製品が製造されて消費者に届くまでの一連の工程(流れ)のことです。

物流の仕組みや基本の流れは「物流の仕組みとは?フローや課題点、今後の予測まで解説」でも詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

ロット管理のメリットと注意点

ロット管理とは、製造工程において同じ条件や工程で製造された製品をロットで分け、ロット番号を割り振って管理する方法です。

ロット管理のメリット

ロット管理を取り入れることで以下のようなメリットがあります。

過剰生産や余剰在庫を防ぐ

需要や過去の発注数などから生産ロットを定めることで、過剰生産・余剰在庫を防ぐことができます。

過剰生産は保管コストや管理コストの増大、売れ残りによるロスなどの損失の原因になるので、それらを防ぐことで余計なコストや損失を抑えられます。

ロット番号と製品情報を紐づけて在庫管理の品質を向上させる

例えば、ロット番号の前4桁を製造年、次の4桁を製造年月日と紐づけると、ロット番号から製造年月日がわかるようになります。

この情報を活用して古い製品から先に出荷する先入れ先出しを徹底することで、古い製品が期限切れなどでロスになることを防げます。

そのほか、製造ラインや納品先などの情報を紐づけることもでき、ロット番号を追跡することで製品の物流工程を確認したり管理したりもしやすくなります。

不良品の特定・回収をしやすい

製造ロットが同じ製品は、同じ時期に同じ製造ライン、同じ工程で製造された製品です。

製造過程で何らかの問題が起きて不良品が発生した場合、同じ製造ロットの製品にも同じ不良品が発生する可能性が高いと考えられます。

もし販売後に不良品が発覚した場合は、製造ロットを確認することでほかに不良品が発生する可能性がある商品を特定できます。

商品回収を行う場合も、そのロットのみを回収することで対応できます。

ロット管理で注意すべきこと

ロット管理はロットに関する情報が増えるため、表面上は管理項目や作業が増えてしまう可能性があります。

例えば、「ロット番号を設定してシールを貼る」「ロットごとに保管場所を分ける」「ロット番号を管理システムに入力する」などは、ロット管理だからこそ発生する作業です。

しかし、ロット管理を取り入れること自体は在庫管理の効率化につながりますので、効率的に進めましょう。

また、数量間違いにも注意が必要です。

「受注100」という指示が、100個なのか・100ロットなのかという間違いが発生しやすいです。

さらに、製品や工程によって1ロットあたりの数量設定も異なることが多く、状況や需要によって数量設定が変更されることもあるため、こちらも間違えないように細心の注意が必要でしょう。

ロットとは製品を管理する最小単位!ロット管理で業務を効率化

ロットとは、製品やシーンごとに設定した管理のための最小単位です。

例えば、1回の稼働で生産する最小単位は製造ロット、製品を販売する最小単位は購入ロットといいます。

同じ製品でも、製造ロットは1,000、販売ロットは100など、シーンが違えばロットあたりの設定数量が異なることもあります。

物流の現場でよく登場するロットの種類は、輸送ロット、配送ロット、保管ロットなどです。

ロット単位で輸送、配送、保管することで、それぞれを効率化し、1個当たりのコストを下げることができます。

1個ずつではなくロット単位で管理する「ロット管理」を取り入れることで、在庫管理の効率化とコスト削減を図れます。

ロット番号に製品情報を紐づけることで、工程管理や出荷後の追跡などもしやすくなり、不良品の回収などにもスムーズに対応しやすくなります。

在庫管理の効率化には、物流倉庫での業務を一括して任せられる物流アウトソーシングサービスを利用するのも方法の一つ。

物流業務をプロに任せて、自社のリソースを本業に集中させることができますよ。

キチナングループでは、物流アウトソーシングサービスを提供しています。

商品の特性と要望に合わせて物流業務の最適化を提案しますので、お悩みの際はお気軽にご相談くださいね。

この記事を書いた人

本島 葵

キチナングループ株式会社 運輸営業課

2020年新卒入社。1・2年目は大型ウイングトラックの配車を担当、2・3年目は中型トラックの配車・事務担当として携わり、4年目からは営業をしています。趣味は好きなアイドルのコンサートに行くことです。好きな言葉は、「平和」と「素敵」。

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