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2023.10.30

目標設定をして物流倉庫の作業を効率化!課題と取り組み例も紹介

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こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの岡です。

 

慢性的な人材不足が問題となっている物流業界では、倉庫作業のさらなる効率化に取り組む企業も増えています。

効率化を目指すためには、現状の課題を知り、改善を目指した目標設定が大切です!

 

今回のコラムでは倉庫作業の効率化に向け、検討すべき目標設定について解説します。

倉庫作業で発生しがちな課題や課題解決のための具体的な取り組み例もご紹介しますね。

物流倉庫の作業

 

 

物流倉庫の作業で発生しやすい課題

倉庫作業で発生しやすい課題は、主に以下の3つです。

 

課題①ヒューマンエラーが発生する

ヒューマンエラーはなるべく減らしたいミスですが、人材不足により最小限の人員配置になっていたり、それによって従業員一人ひとりの負担が増していたりすると、さらにミスが発生しやすくなってしまいます。

 

荷物の数え間違いやピッキングミスによる出荷ミス、ロケーションの不一致などが起こり、売上の機会損失や手間や時間のムダが発生してしまいます。

 

課題②作業が属人化する

属人化とは、業務の進め方や状況を特定の従業員しか把握していない状態のことです。

複雑な業務を少人数でこなすうちに、経験の長いベテラン社員に特定の業務が集中してしまうことも少なくありません。

 

作業が属人化してしまうと特定の社員に負担が偏ってしまうほか、異動や退職で社員が抜けてしまうと作業がストップしてしまう恐れもあります。

 

課題③作業・時間・スペースのムダが発生する

不適切な人員の配置により、作業や時間、そしてスペースにムダが発生してしまうことも。

 

倉庫作業では、作業工程ごとに人員をまとめて投入して作業し、順番に作業を完了させていく方法がとられることがあります。

しかし、必要以上に人員がいると作業がしづらくなるだけでなく、モノではなく人が動くことによって移動や動作のムダが発生しやすくなります。

 

また、作業工程ごとにスペースと人員を区切り、工程ごとにモノを受け渡して作業していく方法がとられることもあります。

ただし、スペースと工程を分けると、スペースや待ち時間などのムダが発生しやすくなり、作業効率が落ちてしまいます。

 

 

物流倉庫の作業を効率化するための3つの目標設定

物流倉庫の効率化を目指すために、以下の3つの要素について目標設定をして取り組んでみましょう。

 

作業ミス防止のための目標設定

ミスをするとやり直しや確認のために手間や時間がとられるので、ミスを減らすことは効率化の第一歩でもあります。

人時生産性や棚卸差異率、実働率、クレーム発生率などの数値を目標設定し、「作業が適切に行われているか」「長時間労働や業務負担は増加していないか」などを管理をしましょう。

 

業務標準化のための目標設定

各工程の業務を標準化して、属人化の解消を目指しましょう。

同じ作業は誰が担当しても同じ順番・同じ作業・同じ評価基準で進められるのが理想です。

 

業務標準化を進めるためには、作業マニュアルの作成と教育体制の整備から始まり、報告・チェック・入力ルールの順守や実施率などの目標設定をして管理すると良いでしょう。

 

時間管理のための目標設定

時間について目標設定をすることは、作業や時間のムダを把握し、改善する直接的なアクションです。

「作業工程ごとの時間を守れているか」「出荷日や出荷時間を守れているか」などが目標となります。

納期遵守率や出荷遅延率、時間指定違反率などの数値を用いて、目標が達成できているかを管理しましょう。

 

 

物流倉庫の課題を改善する取り組み例

物流倉庫データ

物流倉庫の課題を改善するために以下のような方法で取り組んでいる企業もあります。

 

自社でも取り入れられるものがあれば、ぜひ参考にしてみてください。

 

物流KPIを活用する

物流KPIとは物流業務において重要となる要素を数値化・指標化したものです。

データや数値を用いて現状を把握し具体的な目標を立てることで、目標達成や課題改善の具体的な道筋を明確化することができます。

 

主に「コスト・生産性」「品質・サービスレベル」「物流条件・配送条件」の3点についてKPIを設定し、業務改善などに活用されています。

 

物流KPIの概要や活用事例などは「物流KPI(物流管理指標)とは?目的やメリット、事例も解説!」でも詳しくご紹介しています。

 

倉庫管理システムを導入する

倉庫管理システムの導入は倉庫作業の効率化やヒューマンエラーの防止、業務標準化にも効果的な取り組みの一つ。

倉庫管理システムで倉庫業務のマネジメントを支えることで、業務の標準化・効率化・コスト削減が可能です。

 

倉庫管理システムの詳細やメリット・デメリットについては「WMS(倉庫管理システム)とは?導入の効果やメリットなど詳しく解説」でも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧くださいね。

 

物流アウトソーシングサービスを活用する

物流業務や倉庫作業を外部業者に委託する、物流アウトソーシングを活用するのも効率化の手段の一つ。

プロの専門業者に倉庫作業を任せることで品質を落とさずに、自社のリソースを節約することが可能です。

物流をアウトソーシングした分、空いたリソースで本業に注力することもできるでしょう。

 

キチナングループでは、物流業務を一括で請け負う物流アウトソーシングサービスを行っています。

興味のある方はぜひご相談ください。

 

 

倉庫作業の効率化は目標設定をして取り組もう

物流業界は慢性的な人材不足問題があり、そのためにヒューマンエラーや業務の属人化が起こって業務が非効率になったり、作業の進め方により作業・時間・スペースのムダが発生したりすることがあります。

 

倉庫作業の効率化を目指すためにも、ミスの防止、業務標準化、時間管理についてそれぞれ目指すべき目標を設定して管理することが大切です。

 

また、課題改善のために物流KPIの活用、倉庫管理システムの導入、物流アウトソーシングサービスの活用といった取り組みを行う企業も増えています。

 

キチナングループでは、物流アウトソーシングサービスを提供しています。

商品の特性と要望に合わせて物流業務の最適化を提案しますので、お悩みの際はお気軽にご相談くださいね。

 

この記事を書いた人

キチナングループ株式会社 倉庫事業部岡 拓人

2021年新卒入社。キチナングループ株式会社 倉庫事業部。幼少期に始めた野球を今でも仲間と楽しくプレー中。終わった後は飲みに行くことが好き。笑顔には自信があります!好きな言葉は「ありがとう」。感謝を忘れず精進します。

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