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2023.02.10

倉庫レイアウトの基本を解説!改善のメリットや手順、注意点をご紹介

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こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの津田です。

 

倉庫のレイアウトは作業性や保管性に大きな影響を与えます。

そのため、製品の種類や作業内容に適した倉庫レイアウトにすることはとても大切です!

 

そこで今回のコラムは、倉庫レイアウトの最適化・改善についてのお話。

倉庫のレイアウトを改善するメリットやその手順、注意点などを解説していきます。

倉庫の作業効率や保管効率を改善する方法を探している方は、ぜひチェックしてみてください。

 

倉庫のレイアウトを改善するメリットは?

倉庫のレイアウトを最適化・改善できればこんなメリットがあります!

 

【1】作業効率アップ

レイアウトの最適化によりムダな移動や商品を運ぶ距離・手間が減れば、移動距離が減って作業効率がアップ!

同じ時間でより多くの作業が可能になり、売上拡大も見込めます。

 

注文を受けてから出荷までのリードタイムも短くでき、お客様へより早く商品を届けることができるようになるでしょう。

 

【2】コスト削減

ムダを省いて作業効率がアップすれば、同じ作業量を短い時間かつ少ない人数で行えるので、人件費や管理費が削減できます。

 

また、保管効率がアップすれば、余計なスペースを削減することができ、そこにかけていた費用も削減ができます。

同じ作業量でもより少ないコストで運用が可能となるでしょう。

 

【3】ミスや事故の防止

余計な作業が減って作業内容や移動経路がシンプルになれば、商品の取り違えなどのヒューマンエラーを減らすことができます。

入り組んだ経路で作業中に商品や人とぶつかるといった事故のリスクも少なくなるでしょう。

 

 

倉庫レイアウトを改善する手順

倉庫レイアウトは、次のような手順で改善していくのがおすすめです。

  1. 現状把握と改善点の明確化
  2. 倉庫レイアウトを決める
  3. 商品の保管場所を決める

 

それぞれの手順を流れに沿って解説します。

 

【1】現状把握と改善点の明確化

現時点での倉庫内での作業や課題を把握し、レイアウトの最適化で何を改善したいかを明確にします。

例えば、商品の保管量を増やしたい、作業効率をアップさせたい、出荷ミスを減らしたいなど。

 

問題点や改善したい点を明確にすることによって、目指すレイアウトも決めやすいでしょう。

 

【2】倉庫レイアウトを決める

倉庫レイアウトは作業動線が一筆書きになるのが理想といわれており、基本のレイアウトは「I型」と「U型」の2種類があります。

 

I型レイアウト

入庫から出庫までの作業場所を一直線状に並べたレイアウト。

建物の対面に扉があり、片方の扉から入荷し、入庫検品、保管、ピッキング、出荷検品と順に作業スペースが並び、もう片方の扉から出荷します。

 

商品量が多い倉庫に有効で、入荷・出荷作業を同時にできるのが大きなメリットです。

 

U型レイアウト

出入口が一つしかない倉庫で用いられるレイアウトで、作業動線がUの字を描くように配置されます。

作業スペースや通路が狭い倉庫でも、流れるように効率よく作業できるのがメリットです。

 

【3】商品の保管場所を決める

レイアウトを決めたら、どの商品をどこに保管するのかを決めます。

 

例えば、商品の出荷頻度が高い順にA・B・Cの3種類に分けて管理する「ABC分析」にて、出荷頻度別に分類して保管場所を決めるのがおすすめです。

出荷頻度の高いAについては商品をピックアップしやすい最短の動線上に、出荷頻度の低いCについては保管効率を重視した保管場所へ割り振ります。

倉庫の保管効率の把握や改善方法については、「倉庫の保管効率をアップ!把握方法や改善方法を詳しくご紹介」でも詳しくご紹介していますのでぜひご覧ください。

 

倉庫のレイアウトを考えるときの注意点

レイアウトを考える際には、作業効率と保管効率のバランスをとることが大切です。

 

保管効率を重視して商品を詰め込みすぎると、商品を探しにくい、移動がしにくいなど作業効率がかえって悪くなってしまうことも。

商品の入出庫までスムーズに行える保管場所や保管方法を検討する必要があるのです。

 

また、作業効率と保管効率のためには作業スペースや保管スペースを多くとりたくなるものですが、適切な通路幅の確保も忘れてはいけません。

 

人が余裕をもってすれ違える幅を確保するほか、フォークリフトなどを利用する場合はフォークリフト2台分の幅は確保しましょう。

通路幅が狭いと、作業効率が落ちたり事故が起こったりするリスクが高まります。

 

倉庫レイアウトを一度決定するとこまめに変更することは大変なので、最終的な目標や将来の商品ラインアップなども踏まえ、長い目で見て検討・決定するようにしましょう。

 

倉庫のレイアウトに悩んだときや、レイアウト改善にコストをかけるのが難しい場合は、プロの倉庫保管サービスを利用するのも一つの方法です。

 

キチナングループでは倉庫保管サービスを提供しています。

入庫・保管から配送、輸送まで一貫した保管サービスを提供していますので、ぜひ選択肢の一つとしてご検討くださいね。

 

 

倉庫レイアウトを最適化! 使いやすい倉庫を目指そう

倉庫レイアウトの最適化には、作業効率アップ、コスト削減、ミスや事故の防止といったメリットがあります。

 

現状の作業状況や問題点を把握し、どう改善していきたいかを考え、最適なレイアウトを検討しましょう。

 

倉庫レイアウトは入庫から出庫までが一筆書きになるのが理想といわれ、基本のレイアウトとして「I型」「U型」の2種類があります。

ABC分析などを活用しつつ、作業効率と保管効率のバランスを考えながら倉庫レイアウトの改善を目指してみてくださいね。

 

自社で倉庫のレイアウト改善を実施するのが難しい場合は、プロの倉庫保管サービスを利用するのも一つの方法です。

キチナングループでも倉庫保管サービスを提供していますので、お悩みの際はお気軽にご相談くださいね。

この記事を書いた人

キチナングループ株式会社 倉庫事業部 主任津田 康平

2018年中途入社。キチナングループ株式会社 倉庫事業部営業部。前職でも営業をしていました。プライベートでは奥様と買い物に行ったり、趣味のゴルフやバス釣りを楽しんでいます。好きな言葉は「この道より 我を活かす道無し この道を歩く」。

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