こんにちは!キチナングループHR推進室の藤野です。
2025年9月19日(木)、全社員のAI活用スキル向上を目指した「2025年度 Gemini活用大会」が開催されました!
本大会は、社内から優れたGemini活用事例を共有する場として企画され、単なる業務効率化に留まらず、社員一人ひとりが新たな発想を生み出すきっかけとなりました。6つの事業部から予選を勝ち抜いた11チームが参加し、熱のこもったプレゼンテーションを披露。
この記事では、大会の様子や、見事受賞された皆さんの革新的な取り組み、そして大会を主催したDX推進室からのコメントをご紹介します!
Gemini活用大会とは
キチナングループでは、昨年から全社を挙げてAI活用に積極的に取り組んでいます。定期的な勉強会などを通じて社員のスキル向上を図ってきましたが、今回のGemini活用大会は、こうした取り組みの具体的な成果を共有する第一歩となるイベントです。
この大会の最大の目的は、現場で生まれた優れたGeminiの活用事例を共有し、そのノウハウをグループ全体に広げること。

日常業務におけるAIの具体的な活用方法を考える実践的なきっかけとなり、全社の生産性向上を後押しする絶好の機会となりました。会場では、代表の井本からも、各チームの努力と成果を称えるコメントが送られました。
受賞者・コメント紹介

│軽油レシートの転記作業自動化
時間的制約がある仕事かつ、ヒューマンエラー防止をしたく、月初の締め作業の時短を目指してGeminiを活用しGemsを作成しました。画像をGemsにアップロードするだけで求めている資料ができるようになったことと、月初の朝イチの作業だったので、心の余裕ができ、手作業が半減しました。
今後は、自部署以外の業務についても手がかかっていることについて、同様にデータ化できないかなどヒアリングを行い、水平展開していきたいです。

│問い合わせ対応~FAQボット導入で業務時間を年間96時間削減へ
特定の人への質問が多く、業務が止まってしまうことがあったので、改善したいと考えました。botを作成したことで属人化が減り、本来の仕事に注力できるようになりました。数字にすると1日平均15分の情報検索時間が無くなったため、月間8時間の削減になりました。同時に、AIに聞いてみるという文化ができたので、ナレッジ活用に繋がっていると感じています。今後は、回答の根拠をbotが示してくれるので誰でも簡単に作成できます。マニュアル作成もしたので、今後も他部署での展開を促進していきたいです。

│新規訪問をもっと楽に
営業で新規訪問する際の訪問先リストアップに時間と手間がかかっていましたので、より時間と労力をかけずに的確な訪問先のリストアップをするためです。時間が圧倒的に短縮されました。訪問先を探す時間、既存のお客様や直近で訪問している会社と重複確認をしなくて済むことが大きいです。多くの情報を蓄積し、勝ちパターンを知って、成約の近道へ活用していきます。
大会主催者より

今まではGeminiの活用状況のモニタリングがメインでしたが、今回初めて各現場での具体的な活用事例を知ることができ、大変有意義でした。特に、現場に近いところでの実例は、どれも内容が素晴らしかったです。
今後は、現場がさらに積極的にGems(カスタムAI)を活用し、より良い精度で使用していけるように、DX推進室としてしっかりと介入し、フォローアップしていきたいと考えています。
発表された内容は、全て水平展開し、グループ全体の業務効率化・生産性の向上、そして具体的な成果へと繋げられるように推進していきます。その結果が、キチナングループの業績向上、ひいてはお客様への貢献に繋がっていくと確信しています。
さいごに
大会レポート、いかがでしたでしょうか。
キチナングループのAI活用は、単なる最新技術の導入ではなく、現場の課題解決と生産性の向上に直結しています。今後も、今回の大会で共有されたノウハウをグループ全体で活かし、さらなる成長を目指してまいります。
次回のGemini活用大会にもご期待ください!
text:経営本部 HR推進室 藤野