
物流業界の仕事内容はどんなものがある?
ひとことに「物流業界」といっても業種や職種はさまざまで、役割もそれぞれ異なります。 仕事内容も数多くありますが、大きく分類すると以下の3つ。- 商品管理:効率的な配送のためのオペレーションを行う
- ドライバー:荷主からお客様に荷物を安全に届ける
- 法人営業:法人顧客に対して物流に関する課題の解決を手伝う
物流業界の仕事のやりがいは?
物流の仕事は私たちの生活に欠かせないもので、社会への貢献度も高いといえます。 物流業界で働く人がいなくなると、生活の中で当たり前となっている通販サービスが使えなくなったり、普段から利用するコンビニやスーパーから日用品が消えてしまったりします。 多くの方が生活に不便を感じるようになるでしょう。 このように「人々の生活に欠かせない仕事」だと感じられるのが物流業界で働くうえでのやりがいといえます。 ドライバーのような実際に消費者と関わる職種の場合、宅配先の方に「いつもありがとう」と声をかけられてやりがいを実感するという方もいますよ!物流業界に向いている人・向いていない人の特徴は?

物流業界に向いている人の特徴
まずは物流業界に向いている人の特徴を4つご紹介します!1.社会への貢献度を感じたい、人々の役に立ちたいと思っている人
社会へ貢献したい、身近な人をはじめとする人々の役に立つ仕事に就きたいと思っている人にとって、物流業界はぴったりだといえるでしょう。 前述したとおり、物流サービスは生活に欠かせないものです。 近年は、新型コロナウイルス感染症の影響で物流がストップし、多くの人が混乱に陥ったという事態も起こりました。 物流業界で働く人々のおかげで、消費者は不便なく食料や日用品などを手にすることができているのです。 人々の生活に欠かせないエッセンシャルワーカーとして仕事をしたいという方にとって、物流業界はとてもやりがいのある仕事だといえます。2.突然のアクシデントにも対応できる臨機応変さを持っている人
物流業界の仕事のメインはお客様に荷物を運ぶことですが、毎日の運搬がトラブルなくスムーズに行えるわけではありません。 交通状況や突然の災害など、自分たちでは管理できないできごとによって仕事が滞ってしまうことが多い業界です。 突然のアクシデントに慌てることなく臨機応変に対応できる人は、物流業界では重宝されること間違いありません。 しかしトラブル対応が苦手だからといって物流業界を諦める必要はありませんよ! 対応力や冷静な判断能力は、経験を積んでいくうちに身についてきます。3.几帳面な性格で、丁寧・正確な仕事をできる人
物流業界では、多くのお客様の荷物を預かります。 効率的な保管やスムーズな配送が求められる一方で、丁寧さや正確さも重要です。 荷物を雑に扱って破損させてしまったら、大事なお客様の信頼を損なうことになります。 また、自宅に届いた荷物の中身が別のものだったり、他人の個人情報が入っていたりしたら大問題になりかねません。 丁寧さ・正確性を怠ってしまうと、お客様へはもちろん、会社へも大ダメージを与えてしまう可能性があるのです。 物流業界で働くためには、細かな作業1つ1つをミスなくこなす几帳面さも求められます。4.先進技術にも興味がある人
物流業界では昨今、慢性化している人手不足を解消するためにIT技術やAIの活用が進んできています。 仕事をする中でタブレット端末やIT機器を扱うことは珍しくありませんし、就職後にもどんどん増えてくるでしょう。 先進技術や新しい機械にも積極的に対応できるという柔軟な人は、物流業界に向いている人の特徴といえます。物流業界に向いていないと感じやすい人の特徴
反対に、物流業界に向いていないと感じやすい人の特徴を2つご紹介します。1.コミュニケーションを取るのが苦手な人
物流業界では多くの職種の人が働いていて、それぞれ自身の役割を全うしています。 商品の保管、整理、梱包、検品、輸送など仕事内容はそれぞれ異なりますが、すべての仕事がつながっています。 そのため、周囲の人とコミュニケーションをとりながら作業を進めていく必要があるのです。 物流の仕事を効率よく進めていくためには個人の技術も大切ですが、一方で協調性やチーム内の連携も重要です。 ただ、現時点でコミュニケーション能力が低いと悲観しなくてもOK。 仕事をしていく中で、どんな要望があるのか把握する能力や、チームでうまく仕事をするコツはつかめてきます。 大切なのは「人とかかわりたい」という気持ちです。 「1人で黙々と作業をこなすのが好き」という方は、検品作業などが向いているかもしれません。 企業研究の際には、自分の適性に合った仕事ができるのかどうかも調べてみてくださいね。2.体力に自信がない人
物流企業で採用を担当していると、就活生から「体力は必要ですか?」と聞かれることがよくあります。 この質問に対して、「一般的には必要ですが、職種や現場によるところもあります」と答えるようにしています。 確かに物流業界では、体力が求められる仕事が多いといえます。 例えば、倉庫や工場内のいわゆる「現場」で行う作業では、1日中動き回ることもあります。 ドライバーであれば、毎日何時間も運転したり重たい荷物を持ち運んだりするため、体力に自信がないと難しいでしょう。 また、営業職はフットワークの軽さが求められる部分もあり、基礎的な体力はあったほうが良いかもしれません。 一方で、管理職や企画職などでは、それほど体力が求められないことが多いです。 また、現場によっては女性が多く働くピッキング作業がメインのこともあります。 加えて、体力は仕事をしながら鍛えられていく面もあるので、極端に体力がない場合を除けばさほど心配はありません。 近年は、女性や高齢の方でも長く働けるように環境の見直しが進められています。 「体力がないから物流業界には向いていない」と一概に決めるのではなく、職種や実際に働いている人の声にも注目してみるのが良いでしょう。物流業界の働き方や将来性もチェック
昨今のインターネットサービスの拡大に伴い、フリマアプリのような個人間でのやり取りが急速に増えてきています。 また、新型コロナウイルス感染症の拡大により家で過ごす時間が増え、今まではスーパーやドラックストアで買っていた日用品をインターネットで購入するようになったという人も多いのではないでしょうか? 通販サービスの需要は急速に拡大し、物流業界の市場規模はどんどん拡大しています。 その一方で、物流業界には慢性的な人手不足による課題や問題が多くあります。 人材不足による従業員1人あたりの負担の増加を問題視する声も珍しくありません。 そんな中、物流業界では物流システムやロボットを活用した作業効率化を進める企業が多くあります。 海外では今まで人が手で行っていた作業を物流ロボットに任せたり、トラックの自動運転技術を活用してドライバーの長時間労働を解消したりする事例も多く、日本の物流業界でも今後導入が進んでいくでしょう。 物流業界での働き方も大きく変化していくと考えられます。 物流業界の今後については「物流業界の今後は?現状の動向と課題、将来性について詳しく解説!」も参考にしてみてくださいね。物流業界に向いている人の特徴をチェックしてミスマッチを防ごう
物流業界での仕事内容は多岐に渡りますが、どれも私たち消費者の生活を支える上で欠かせない仕事です。 そんな物流業界に就職し、人々の役に立ちたい、社会に貢献したいという就活生も多いのではないでしょうか? 物流業界に向いている人の特徴としては、「社会に貢献したい」「臨機応変な対応ができる」「丁寧・正確に仕事ができる」「先進技術に興味がある」などが挙げられます。 一方で、コミュニケーションを取るのが苦手だったり、体力に自信がなかったりする方は業務内容によってはミスマッチが起きてしまう可能性も。 ただし、物流業界にもさまざまな職種があるので、一概に「こういう人は向いていない」と言い切れない面もあります。 企業研究の際は、自分の適性に合った職種があるかどうかも調べてみてくださいね! 物流サービスの需要は年々拡大していて、物流市場は今後もますます拡大していくと考えられます。 物流システムやロボット、AI技術の導入も増え、働き方も変わっていくでしょう。 物流業界に興味のある学生さんは、物流業界の今後の動向なども見据え、自分がどのように貢献できるかも考えてみてくださいね!この記事を書いた人

中谷 充孝
キチナングループ株式会社 経営企画部 採用担当
2020年新卒入社。キチナングループ株式会社 経営企画部採用担当。入社は大阪にある倉庫事業部でしたが、2021年12月より経営企画部に異動し採用担当として活動中。カメラが趣味です。旅行や遊びの際は基本的にカメラ持ち歩いています!カメラサークルに入るか検討中。 なににおいても楽しむことが大事だと思っています!