こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの津田です。
せっかく発注があっても商品が欠品していては納品できず、売上が立てられません。
注文数に対する欠品数の割合を欠品率といい、欠品率はできるだけ下げていきたいものです。
今回は、欠品率を下げるための方法や対策を解説!
欠品が起こる原因や欠品による影響、欠品してしまった場合の対応などもあわせてお伝えします。
欠品率とは?欠品が起こる原因もチェック
欠品率とは、発注数に対して品切れで納品できなかった比率を示す指標です。
品切れ率ともいい、以下の計算式で計算できます。
■欠品率(%)=欠品で納品できなかった数 ÷ 発注数 ×100
例えば100個の注文があったのに、在庫が20個足りず80個しか納品できなかった場合は欠品率20%となります。
欠品が起こる主な原因は、在庫管理が徹底されていないことです。
必要な在庫数が把握できていなかったり、倉庫内のリアルタイムの在庫数が把握できていなかったりすると、欠品のリスクが高まってしまいます。
せっかく発注があっても、欠品が多く発注数通りに納品できないと、機会損失が発生して売上が下がってしまいます。
さらに、お客さまからの信頼を失って顧客や取引が減ったり、取引先との取り決めによっては欠品ペナルティが発生したりしてしまうことも。
お客さまからの信頼に応え、機会損失を防ぐためにも、欠品率を下げることが重要です。
欠品率を下げるための方法・対策
欠品率を下げるためには、徹底した在庫管理が必要不可欠!
具体的には特に以下のような対策に取り組んでみましょう。
対策①倉庫内の整理整頓
倉庫内の整理整頓をすることで、「どこに」「何が」「どれだけ」あるかが明確になります。
在庫管理や入出庫に関わる全ての人にとって、分かりやすく使いやすい倉庫を目指しましょう。
倉庫の整理整頓が徹底されていると在庫管理がしやすくなるだけでなく、作業効率のアップも期待できます。
対策②入出庫管理と棚卸の徹底
納品書など数字上の在庫数と、実在庫数が合っているかのチェックを徹底します。
棚卸もこまめに行うようにすると、在庫の過不足にすぐ気づくことができますよ。
入出庫管理や棚卸でのヒューマンエラーを減らすには、バーコードリーダーなどの在庫管理システムを導入するのも一つの方法です。
対策③発注リードタイムの把握と短縮
発注リードタイムとは、商品を発注してから入荷するまでの期間のことです。
入荷リードタイムが長いと欠品リスクがあり、それをカバーするために一度に多くの発注をすると過剰在庫を抱えるリスクもあります。
発注リードタイムを考慮して適切な発注数を判断しましょう。
発注リードタイムが短いほど欠品リスクが下がります。
発注リードタイムを短縮するには、発注元とのスケジュールの共有などこまめな情報共有や打ち合わせが重要です。
対策④適正在庫の把握と需要の予測
商品ごとの適正在庫を分析・把握しておくことで、欠品リスクを抑え欠品率を下げることができるでしょう。
季節や社会情勢によって需要が変化するものは、特にこまめなチェックが必要です。
在庫管理を効率化する具体的な方法については、「倉庫の在庫管理を効率化!基本の方法や改善のコツをわかりやすく解説」でもさらに詳しくご紹介しています!
欠品が起きたらどう対応すれば良い?
欠品が起きてしまった場合は、とにかく迅速・丁寧な対応が大切です!
お客さまへは以下の流れで対応しましょう。
- 欠品の事実と理由などの状況を伝え、お詫びをする
- 再入荷とお届け日の見通し、または入荷の見通しが立たずキャンセルになる旨を伝える
- 入荷がない場合は、返金や代替品対応が可能で金銭的損失がないことを伝える
お客さまへの影響を最小限に抑えるためにも、できるだけ早く対応しましょう。
欠品時の対応により、今後も気持ち良く取引できるかが決まってしまう場合もありますよ。
また、今後も欠品を繰り返さないよう、欠品率をできるだけ下げるような対策を行なって行くことも大切です。
先ほどご紹介した通り、欠品率を下げるためには在庫管理の徹底が何より重要!
自社での取り組みに手が回らない場合は、プロの倉庫保管サービスを活用するのもおすすめです。
物流のプロによる在庫管理の最適化が図れ、自社の業務に専念できます。
総合物流サービスを展開するキチナングループでは、倉庫管理、流通加工、物流梱包、貨物輸送などの物流サービスを提供しています。
さまざまなお客さまのニーズに最適な倉庫保管サービスを提供いたしますので、ぜひ一度ご相談ください。
欠品率を下げるには在庫管理の徹底が重要!
欠品率とは、発注数に対して欠品で納品できなかった数の割合です。
せっかく発注があっても欠品率が高いと売上が下がってしまいますし、何よりお客さまに迷惑がかかり信頼を失ってしまいます。
欠品が発生する主な原因は、在庫管理が徹底されていないことです。
必要な在庫数が把握できていなかったり、データ上の在庫数と実在庫数が違っていたりすると、欠品リスクが高まってしまいます。
欠品率を下げるためにも、在庫管理は徹底を!
具体的には倉庫内を整理整頓し、入出庫管理や棚卸を正確に行います。
発注リードタイムや適正在庫を把握した上で適切な発注数を分析し、欠品リスクを抑えましょう。
万が一欠品してしまった場合は、お客さまへすぐにお詫びと今後の対応について丁寧にお伝えしてくださいね。
在庫管理の徹底は大変手間のかかるものなので、自社で手掛けるのが難しければプロの倉庫保管サービスを活用するのもおすすめです。
キチナングループでは、物流アウトソーシングサービスを提供しています。
商品の特性と要望に合わせて物流業務の最適化を提案しますので、お悩みの際はお気軽にご相談くださいね。
この記事を書いた人
津田 康平
キチナングループ株式会社 倉庫事業部 主任
2018年中途入社。キチナングループ株式会社 倉庫事業部営業部。前職でも営業をしていました。プライベートでは奥様と買い物に行ったり、趣味のゴルフやバス釣りを楽しんでいます。好きな言葉は「この道より 我を活かす道無し この道を歩く」。
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