0836-38-8600
お問い合わせ

倉庫のこと

2023.01.10

フリーロケーション・固定ロケーション管理の違いや効率化のコツ

facebook

twitter

line

こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの園田です。

 

効率的な倉庫管理には、ロケーション管理が重要!

ロケーション管理の方法には、大きく分けてフリーロケーションと固定ロケーションの2つがあり、倉庫の特徴や扱っている製品の種類などによって、より効果的な管理方法を判断する必要があります。

 

今回のコラムでは倉庫管理におけるロケーション管理について解説。

フリーロケーションと固定ロケーションの管理方法やそれぞれのメリット・デメリット、どんな倉庫でどちらの管理方法が向いているかなどをご紹介します。

 

ロケーション管理とは?

倉庫業におけるロケーションとは、倉庫内で保管している製品の保管場所のことを指します。

 

効率的に業務を進めるために、何をどこにどのように保管するのかを割り振り、保管場所と在庫がすぐにわかるように管理することを、ロケーション管理といいます。

 

適切なロケーション管理ができれば、製品を安全にたくさん保管・管理でき、入庫・出庫・検品などの作業もスムーズにできます。

 

倉庫業を効率的に運営するためには、ロケーション管理は欠かせないものなのです。

 

 

フリーロケーション・固定ロケーションの違いや特徴は?

ロケーション管理の方法は、大きく分けて「フリーロケーション」と「固定ロケーション」の2つがあります。

それぞれの特徴やメリット・デメリットをご紹介しますね。

 

フリーロケーション

製品ごとに決まった保管場所を作らない管理方法です。

入庫時に空いている場所に保管し、その都度製品とロケーションを紐づけます。

 

空きスペースを柔軟に活用するので保管効率が高く、たくさんの在庫を保管できるのがメリット。

保管する製品の種類や大きさが変わっても棚などを大きく変更する必要がなく、商品の入れ替えや数の増減にも柔軟に対応しやすいです。

 

ただし、ロケーションが決まっていないので、商品を探す手間があるのがデメリット。

入庫のたびに「どこに保管しているのか」というロケーションとの紐づけが必要で、これが正確にできないと商品を探す時間が増え、作業効率が下がってしまいます。

 

フリーロケーションによる管理が向いている商品

入出庫が頻繁で、在庫量の増減が激しい商品、種類の入れ替わりが激しい業界の商品などの管理はフリーロケーションが向いています。

賞味期限のある食品や、アパレル商品、インターネット通販の商品などが該当します。

 

固定ロケーション

商品ごとに決まった保管場所や棚に保管する、シンプルな管理方法。

製品の保管場所を探す必要がないので作業効率が高く、在庫量も一目でわかることがメリットです。

 

ただし、ほかの棚が空いていても決まった製品しか保管することができないので、フリーロケーションと比べて保管効率が低いです。

扱う製品が入れ替わると、その度にロケーションを決め直す必要が発生するのもデメリットでしょう。

 

固定ロケーションによる管理が向いている商品

種類が少ない商品、入れ替えが少ない定番商品などを主に扱う倉庫では、固定ロケーションによる管理が向いています。

 

また、フリーロケーションと固定ロケーションを融合した管理方法として、ダブル・トランザクションという方法もあります。

倉庫内をストックエリアとピッキングエリアに分け、ストックエリアはフリーロケーション、ピッキングエリアは固定ロケーションで管理する方法です。

 

ストックエリアからピッキングエリアへ定期的に製品を移動する手間がありますが、ストックエリアでは保管効率重視、ピッキングエリアでは作業効率重視で製品を管理することができます。

 

保管効率についてはこちらのコラムもぜひご参考ください。

倉庫の保管効率をアップ!把握方法や改善方法を詳しくご紹介

 

ロケーション管理で効率化を図るコツは?

倉庫業の業務効率アップには適切なロケーション管理が欠かせません。

近年では入庫場所や在庫数を管理するシステムを導入することで、さらなる効率化に取り組む企業も増えています。

 

たとえば、バーコードやハンディターミナル、RFID、スマートマットクラウドなどを利用したシステムによる在庫管理など。

製品の位置情報や数などをリアルタイムで把握、共有、データ分析することができ、自動発注まで行うシステムも登場しています。

 

自社でのロケーションの最適化やツールの導入が難しい場合は、物流倉庫のサービスを利用して効率化を図るという選択肢もありますよ。

 

キチナングループは西日本、関西を中心に物流事業を展開し、輸送、保管、生産管理、製造請負など、お客様のビジネスを物流でサポートしています。

低温から危険物まで幅広く保管が可能、倉庫内で流通加工、検査、検品、梱包などが可能な倉庫もあり、さまざまなニーズに対応可能です。

 

「在庫数が増えてきて在庫管理がうまくいかない…」「効率化のためにシステムを導入したいが余力がない…」などお悩みが出てきた時は、ぜひ倉庫保管サービスを利用したアウトソーシングも検討してみてくださいね。

 

在庫管理の効率化については「倉庫の在庫管理を効率化!基本の方法や改善のコツをわかりやすく解説」でもご紹介しておりますので、こちらもあわせてチェックしてみてください。

 

 

フリーロケーション・固定ロケーションを理解して業務効率UP

倉庫管理の効率アップには、適切なロケーション管理が欠かせません。

ロケーション管理の方法は大きく分けて、保管場所を決めないフリーロケーションと保管場所を決める固定ロケーションの2つがあります。

 

フリーロケーションは保管効率が良いけれど製品の場所を探す手間がかかること、固定ロケーションは場所が決まっているので作業効率が良いけれど保管効率が下がってしまうことが特徴。

2つの方法を融合させたダブル・トランザクションという管理方法もあります。

それぞれの管理方法の特徴やメリット・デメリットを理解し、倉庫の特徴や製品の種類などに合わせて適切な管理方法を判断しましょう。

 

自社でのロケーションの最適化が難しい場合は、物流倉庫のアウトソーシングサービスを利用するのも一つの方法です。

キチナングループのでもさまざまなニーズに応える倉庫保管サービスを提供していますので、お気軽にご相談くださいね!

この記事を書いた人

キチナンロジスティクス株式会社 運輸事業部園田 祐樹

2020年新卒入社。宇部善和営業所作業員。
営業所では医薬系のお客様とのやり取りから作業までを主に担当しています。今年は大学の頃から欲しかった車をフルローンで購入し綺麗を維持しながらどう個性を出そうか悩む毎日です。最近はメダカ育成にハマりつつあります。好きな言葉は「間違えてもいいからその行動に理由を持て」です。

facebook

twitter

line

PAGE
TOP