こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの岡です。

在庫回転率とは、商品ごとの販売ペースを計る指標の一つです。

在庫回転率を把握することで、売れ筋の商品や売れにくい商品を把握し、その適正在庫を分析することができますよ。

今回のコラムでは在庫回転率とは何かについて、わかりやすく解説します!

売上高や売上数を用いた在庫回転率計算方法や、在庫回転率を高めるための方法などをお伝えしますね。

荷物を積む男性

在庫回転率とは?わかりやすく解説

在庫回転率とは、自社の持つ在庫が一定期間に何回入れ替わったかを表す数値です。

商品回転率、棚卸資産回転率などとも呼びます。

例えば、平均在庫数が100の商品が一定期間内に300個売れたならその商品は3回入れ替わっており、在庫回転率は3となります。

在庫回転率は、その商品が売れるペースを表す数値でもあり、数値が高いほど「早く売れている」、数値が低いほど「売れるのに時間がかかっている」ことを示します。

基本的には、在庫回転率は高いほど良いです。

ただし、業種や商品、季節などによっても在庫回転率の適正値は異なります。

在庫回転期間もチェック

在庫回転期間は、在庫が1回入れ替わるのにかかった期間を表す数値です。

こちらは数値が低いほど早く売れている、高いほど売れるのに時間がかかっていることを示します。

在庫回転期間の計算式は以下の通りです。

■在庫回転期間=棚卸資産 ÷ 売上高

在庫回転期間を日数で計算したい場合は、年間売上高を365日で割ります。

年間の売上高が1,000万円、棚卸資産が150万円の場合、在庫回転期間は【150万 ÷ (1,000万 ÷ 356日)=約54日】。

約54日で在庫が1回転していることがわかります。

なお、在庫回転期間を月数で計算したい場合は、年間売上高を12カ月で割って【150万 ÷ (1,000万 ÷ 12カ月)=約1.8カ月】となります。

在庫回転率を把握するメリット

在庫回転率は商品が売れるスピードを表す数値です。

在庫回転率を把握することは以下のようなメリットがありますよ!

在庫の動きを可視化して過剰在庫や欠品を防ぐ

在庫回転率を把握して売るのに時間がかかる商品が把握できれば、仕入れ数を減らす、値下げをして売り切るなどして過剰在庫を減らす対策をとれます。

また、在庫回転率が高い商品についても、商品が売れるスピードを数値として把握できるので仕入れの数やタイミングを予測することができるようになります。

欠品によるチャンスロスなどの損失を防ぐことができるでしょう。

適正在庫を保ってコストを下げる

過剰在庫や欠品を防止するのはつまり、適正在庫を保てるということです。

過剰在庫は管理コストの増大、欠品はチャンスロスによる損失につながってしまうので、適正在庫を保つことは、無駄な管理コストをかけず利益の最大化を目指せます。

ユーザーのニーズを把握して顧客満足度を高める

在庫回転率から売れ筋商品やそのタイミングなどを分析できれば、お客さまのニーズに合わせて商品の種類や数を揃えられます。

販売機会の最大化と顧客満足度アップを目指せるでしょう。

在庫回転率の計算方法

在庫回転率は金額から算出する方法と個数から算出する方法の2つがあります。

それぞれの計算方法をご紹介しますね。

金額による計算方法

1年間の売上原価と平均在庫金額から求める方法です。

■在庫回転率=売上原価 ÷ 平均在庫金額

売上原価= 期首の在庫金額 + 年間の仕入れ高 - 期末の在庫金額

年間平均在庫金額=(期首在庫金額+期末在庫金額) ÷ 2

例えば、ある年の年間売上原価が100万円、期首棚卸資産(在庫金額)が30万円、期末棚卸資産(在庫金額)が20万円の場合、以下の計算になります。

年間平均在庫金額=(30万円+20万円) ÷ 2=25万円

在庫回転率=100万円 ÷ 25万円=4

年間の在庫回転率は4、1年間で在庫が4回転していることがわかります。

個数による計算方法

一年間に売れた個数と平均在庫数から求める方法です。

■在庫回転率=総出庫数 ÷ 平均在庫数

平均在庫数=(期首の在庫数+期末の在庫数) ÷  2

ある年に売れた商品の総数が100個、期首の在庫数が30個、期末の在庫数が20個の場合、以下の計算になります。

平均在庫数=(30個+20個) ÷ 2=25個

在庫回転率=100個 ÷ 25個=4

金額による計算よりも、個数による計算の方が在庫の実際の動きを把握できるといわれています。

また、金額ベースの計算は決算書などを元に1年ごとに把握するのが一般的ですが、個数ベースの計算は1カ月や四半期、半期など、柔軟に期間を設定して計算できます。

在庫回転率を高める方法

物流倉庫 システム

在庫回転率が高いほど商品が早く売れるということなので、売上アップのためにも在庫回転率の向上を目指したいものですよね。

在庫回転率を高めるためには、以下のような対策を取り入れてみてはいかがでしょうか。

在庫管理を行い、在庫状況を把握する

入出庫状況や在庫状況を把握、分析し、ニーズに合わせた適正在庫を保つことが在庫回転率アップのポイントです。

在庫管理システムを導入することで、リアルタイムの把握や綿密な分析が可能になりますよ。

リードタイムを短縮する

リードタイムとは、商品の発注・仕入れや製造などにかかる時間のことです。

リードタイムを短縮することで、商品発注からお客さまに届くまでの期間を短くすることができ、在庫回転率が高まります。

顧客満足度が上がることも、在庫回転率の向上につながるでしょう。

物流におけるリードタイムについては、「物流のリードタイムとは?種類や短縮するメリット・方法を解説」のコラムでも詳しく解説していますので、あわせてご覧くださいね。

販売価格を見直す

「在庫回転率が低い=売れるのに時間がかかる」の理由の一つとして、販売価格が適切でないことが考えられます。

販売価格を下げることで販売を促進し、在庫回転率のアップにつながることも。

安易な値下げには注意が必要ですが、売れない在庫をずっと抱えているのは在庫回転率を下げ、保管コストもかかりますのでいずれは値下げせざるを得なくなってしまいます。

適切なタイミングでの値下げは、有効な対策といえるでしょう。

在庫回転率とは商品が売れるスピードをわかりやすく表した数値

在庫回転率とは、在庫が一定期間に何回入れ替わったかを表す数値です。

数値が高いほど商品が早く売れている、低いほど売れるのに時間がかかっていることがわかります。

在庫回転率の計算方法は金額(売上原価)をベースに計算する方法、個数(総出荷数)をベースに計算する方法の2種類があります。

個数ベースの計算の方が、在庫の実際の動きを把握できるといわれています。

在庫回転率を高めるには、在庫管理システムでリアルタイムの在庫状況を把握する、リードタイムを短縮する、販売価格を見直すなどの方法があります。

在庫回転率が高い=商品が早く売れるということですから、売上アップのためにも在庫回転率アップを目指していきましょう。

キチナングループでは、倉庫保管サービスを提供しています。

商品の特性と要望に合わせて物流業務の最適化を提案しますので、お悩みの際はお気軽にご相談くださいね。

この記事を書いた人

岡 拓人

キチナングループ株式会社 倉庫事業部

2021年新卒入社。キチナングループ株式会社 倉庫事業部。幼少期に始めた野球を今でも仲間と楽しくプレー中。終わった後は飲みに行くことが好き。笑顔には自信があります!好きな言葉は「ありがとう」。感謝を忘れず精進します。

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