こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの津田です。

「G」をイメージした矢印のマークが描かれた、大きなステッカーがトラックなどに貼り付けられているのを見たことがないでしょうか?

これは「Gマーク」と呼ばれるもので、安全運転を行う取り組みを積極的に実施している事業所しか掲示することができないマークなんです。
Gマーク取得済みの事業所はそうではない事業所よりも事故が少ないというデータもあり、事業者を選ぶ際の安心にもつながります。

今回は、Gマークとは何なのかということから、Gマークの認定を受けるための条件、Gマーク認定を受けている事業者を選ぶメリットなどについて解説をしていきます。

Gマークとは?国土交通省が推進する安全性優良事業所認定制度

Gマークは、2003年7月から始まった、国土交通省が推進する「安全性優良事業所」を認定するための評価制度です。

認定審査を行うのは、国が貨物自動車運送の秩序の確立のために指定した機関である全日本トラック協会。

Gマークの認定があることで、利用者はより安全性の高い事業者を選ぶことができるようになりました。
制度が始まってから20年以上が経過し、現在では多くの事業所が認定を取得しています。

全日本トラック協会の発表によると、2025年12月16日時点で安全性優良事業所は全国で29,210事業所あり、これは全事業所数の34.4%。
3事業所に1つ以上が認定を受けている計算です。

Gマークには有効期限があり、車両に貼り付けるステッカーに有効期限が明示されています。
認定後も2~4年ごとに更新審査があるため、Gマークを掲げ続けている事業所は、高い安全基準を維持し続けているということでもあります。

Gマーク認定の要件と評価基準

Gマークが申請できるのは、事業開始後3年が経過しており、かつ、配置する事業用自動車が5両以上ある事業所です。
申請は事業所単位で行い、都道府県トラック協会を通じて全日本トラック協会の審査を受けます。

全日本トラック協会内に設置された安全性評価委員会にて、以下の3テーマ(全38項目)について審査し、認定します。

  • 安全性に対する法令の遵守状況(配点40点/基準点数32点):都道府県トラック協会の巡回指導結果、運輸安全マネジメントの取り組み状況など
  • 事故や違反の状況(配点40点/基準点数21点):重大事故、行政処分の状況
  • 安全性に対する取組の積極性(配点20点/基準点数12点):安全対策会議の実施、運転者の教育などの取り組みの自己申告事項など
Gマーク認定の評価テーマと基準点数

認定を受けるには、3つのテーマが全て基準点数以上であり、その合計が80点以上あることが必要です。

さらに、安全性に対する取組の積極性については、4つの自認項目グループ全てで所定の基準点数を満たすこと、法に基づく認可申請、届出、報告事項が適正になされていること、社会保険等の加入が適正であることも求められます。

数字だけを見ると厳しく感じるかもしれませんが、日々の法令遵守と安全運行の積み重ねがそのまま評価につながる制度だといえます。

運送事業者はGマーク認定を受けることで、IT点呼の導入や、一部の損害保険会社による保険料の割引、全日本トラック協会の助成の優遇、荷主からの信頼獲得など、経営面でのメリットも得られます。

荷主にとってGマークがメリットであり安心材料になる理由

メリット

Gマーク認定事業者を選ぶことが荷主にもたらすメリットについて、まず注目したいのが事故率の違いです。

国土交通省の資料によると、2023年(1〜12月)の事業用トラック1万台あたりの事故発生件数は、重傷事故以上でGマーク未取得事業所が6.3件だったのに対し、Gマーク取得事業所は1.3件でした。

死亡事故についても、未取得事業所の2.4件に対して取得事業所は0.6件と、いずれも取得事業所は未取得事業所の3割以下となっています。

Gマーク取得の有無による事故発生件数の比較

参考:国土交通省 報道発表資料(2024年12月17日)

事故が少ないことは、事故に起因する荷物の破損や配送遅延などのリスクを抑えることにもつながります。

荷主にとって、輸送中のトラブルを減らすための判断材料の一つになるでしょう。

こうした背景から、国土交通省もGマークを安全性の高い事業者を選ぶ目安として示しており、発注先選定の基準に取り入れる企業もあります。

自社の物流を外部の運送会社に委ねる以上、その会社の安全性は自社の信用にも直結するため、発注先選定でGマークを重視する動きは今後も広がっていくでしょう。

なお、Gマーク認定事業所かどうかは、全日本トラック協会のサイトで事業所ごとに確認することができます。

都道府県別の一覧からも調べられるため、新規の取引先を検討する際や、既存の取引先を見直したいときに活用してみてください。

Gマークの有無に加えて、運送会社を選ぶ際に確認しておきたいポイントや、見積もりを比較するときの注意点については、下記のコラムで詳しく解説しています。

信頼できる運送会社の選び方は?見積もりの注意点も紹介

Gマーク認定事業所を持つキチナングループの貨物輸送サービス

トラック

Gマークは、荷主にとって「安心して任せられる会社かどうか」を判断する材料になり、事業者にとっても取得を目指す価値のある制度です。

トラック運送事業者の事業所を対象とした制度のため、自社のトラックで荷物を運んでいる企業は取得の対象になりませんが、 Gマークを取得している運送事業者に委託することで「大切な商品は、Gマーク認定を受けた事業者が運んでいます」と取引先に示すことも可能です。

キチナングループでは、キチナンロジスティクス、キチナントランスポート、清進運輸がGマークを取得済みです。

お客さまに安心していただけるサービスの提供とともに、輸送品質にもこだわっています!

医薬品から産業廃棄物、化学製品まで幅広い品目の輸送に対応しています。

冷凍・冷蔵・定温はもちろん、船舶・鉄道・航空といった多様な輸送モードにも対応しており、全国ネットワークでの輸送が可能です。

倉庫保管サービスと組み合わせたワンストップでの物流対応もできますので、輸送だけでなく保管まで含めて物流全体を見直したいという場合にもお気軽にご相談ください。

物流業務の全てを請け負うことも、一部だけを請け負うことも可能です!

ご相談・お見積もりは無料です!

キチナングループへのご相談は、下記のリンクからお気軽にご連絡ください。

▶︎キチナングループの「貨物輸送サービス」について問い合わせる

Gマークは荷主の安心とメリットにつながる安全性の証

Gマークは、2003年7月から始まった、国土交通省が推進する「安全性優良事業所」を認定するための評価制度です。

荷主にとっては、Gマーク取得事業者を選ぶことで事故や配送遅延のリスクを抑えやすくなるというメリットがあり、Gマークを発注先選定の目安として活用する企業もあります。
運送事業者にとっても、IT点呼の導入や一部の損害保険会社による保険料の割引、荷主からの信頼獲得といったメリットがあります。

自社のトラックで輸送している場合は、Gマーク認定事業所へ輸送業務を委託するという選択肢もぜひご検討ください。

キチナングループでは、貨物輸送サービスから物流アウトソーシングまで幅広く対応しております。
Gマークも取得しておりますので、輸送品質を高めたいとお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

津田 康平

キチナングループ株式会社 倉庫事業部 主任

2018年中途入社。キチナングループ株式会社 倉庫事業部営業部。前職でも営業をしていました。プライベートでは奥様と買い物に行ったり、趣味のゴルフやバス釣りを楽しんでいます。好きな言葉は「この道より 我を活かす道無し この道を歩く」。