こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの津田です。
私たちの生活には、パソコンやスマートフォンをはじめとした精密機器が欠かせません。
全国の会社や施設、消費者に向けて、毎日多くの精密機器が輸送されています。
しかし、精密機器はとてもデリケートで、一般輸送では精密機器特有のリスクに対応できません。
では、精密機器の輸送は、どんな業者にどんな輸送方法で依頼すれば良いのでしょうか。
今回は精密機器の輸送について、依頼先の決め方やポイントなど、企業の物流担当者様が知っておきたい情報をご紹介します。
キチナングループでのサービスの一例もご紹介しますので、精密機器の輸送にお悩みの方はぜひ最後までチェックしてください!
精密機器の輸送は専門業者か精密機器用のプランがおすすめ!
より慎重な対応が求められる精密機器の輸送に、一般配送は向きません。
精密機器の輸送は、精密機器の輸送専門業者へ依頼するか、一般運送会社の精密機器プランを選ぶのがおすすめです。
精密機器の定義や具体例とあわせて、その理由について解説していきます。
精密機器とは?定義と具体例
精密機器とは、たくさんの細かな部品からなる精度の高い機器のことを指します。
精密機器の構造はとても複雑なため、その加工や組み立てには高度な技術が必要とされ、取り扱いにも細心の注意が必要です。
精密機器の具体例を挙げてみましょう。
- 通信機器:パソコン、スマートフォン、サーバー、分電盤等
- 出力機器:プリンター、スキャナー、CAD機器等
- 電気機器:テレビ、冷蔵庫、ミシン、オーディオ等
- 光学機器:顕微鏡、望遠鏡、カメラ等
- 医療機器:超音波診断装置、MRI、CT、心電計、ペースメーカー等
- 福祉機器:電動ベッド・車いす・福祉車両・昇降機等
- その他:電子計算機、時計、楽器、美術品等
上記は一例で、世の中にはほかにもさまざまな精密機器があり、私たちの生活をより便利なものにしています。
また、輸送分野では、一般輸送では安全性が確保できないもの全般を精密機器として扱うケースもあり、楽器や美術品などが該当します。
精密機器を一般配送するとどんなリスクがある?
精密機器は多数の小さな部品で構成されているため、どれもデリケート。
ちょっとした振動や衝撃、温度変化、湿気、静電気にも影響を受けます。
そのため、精密機器を一般配送で輸送した場合には以下のようなリスクが発生します。
- 機器の破損、劣化
- 機器使用時の不具合
- 内部データの破損、消失
- 破損の修理や買い替えなどによる結果的なコスト高騰
一般配送は、精密機器の輸送が想定されたものではありません。
そのため、一般輸送でデリケートな精密機器を輸送してしまうと、輸送による振動や衝撃、環境変化が機器に悪影響を与えてしまう恐れがあります。
また、スタッフも精密機器の取り扱いに慣れておらず、万が一に備えた貨物保険の内容も十分ではないことが多いです。
コスト削減にと一般配送を選んでも、輸送中に精密機器が破損・劣化してしまっては、その修理や買い替えに費用がかかります。
そうなると、結果的にコストが高くなってしまう可能性もあるのです。
精密機器の輸送は専門プランで対応を
前述の通り、精密機器を一般配送で輸送するには、大きなリスクが生じます。
リスクを避けるためには、プロに任せることが大切。
精密機器を輸送したい場合には、「精密機器類輸送の専門業者に委託する」、もしくは「精密機器専用のプランで依頼する」ようにしましょう。
精密機器の輸送に専門業者や専用プランを利用することには、以下のようなメリットがあります。
- 振動や衝撃を和らげる車両が使用される
- 各荷物に最適な梱包サービスを受けられる
- 搬出搬入場所への安全対応を受けられる(事前調査、計画立案、養生等)
- スタッフが精密機器の取り扱いに慣れている
- 貨物保険の内容が充実している
- 作業工程の記録と品質管理が徹底されている
- セキュリティ・盗難防止対策が講じられている
専門業者や専用プランによる輸送では、精密機器を安全に輸送するためのさまざまなサービスを受けることができます。
事前に搬出・搬入計画を立てて輸送を実行するため、大型精密機器の輸送もスムーズに行うことができるでしょう。
このような特殊な配送方法には、一般配送と比べるとコストが高くなるというデメリットがあります。
しかし、リスクを避けて安全に輸送を行うためには、精密機器輸送の専門業者や専用プランに輸送を依頼するのがおすすめです。
精密機器の種類によっても、それぞれの特性により輸送方法に注意が必要です。
一例として、こちらのコラムでは半導体の輸送について解説しています。
半導体の輸送方法の特性とは?注意点や業者選定のポイントも解説
キチナングループの精密機器輸送サービス

キチナングループの貨物輸送サービスでは、精密機器の輸送に対応しています!
キチナントランスポート株式会社では、家電のほか、機械設備、産業機械など、大きな精密機器まで幅広く対応可能です。
キチナングループでの主な精密機器の輸送サービス事例をご紹介します。
多様な輸送モーダルに対応!
冷凍・冷蔵・定温輸送に加え、船舶・鉄道・航空など、あらゆる輸送ニーズにも対応します。
これまでには、魚群探知機など船舶で使用する精密機器の梱包・輸送実績もあります!
機器の特性や設置環境を踏まえ、専門スタッフが確実で高品質な輸送を提供します。
高強度な木製密閉梱包で安全性を確保!
キチナングループの精密機器輸送では、主に木製梱包の密閉箱を使用しています。
ダンボールなどの一般的な梱包材に比べて衝撃に強いことはもちろん、大切な製品をホコリや湿気から守ったり、盗難を防止したりする効果も。
重量のある精密機器の輸送や海外への精密機器輸送にも適した梱包です。
静電気・サビ対策にも対応!
その他、サビや静電気の発生を防ぐバリアシートや帯電防止シートを用いた梱包・輸送も可能です。
帯電防止シートは、精密機器にホコリが付着することも防止します。
静電気や湿度変化に弱い精密機器でも、安心してお任せください。
【サービス提供エリア】
◎北九州から中国エリアを中心に全国対応
製品の特性や物流条件を考慮した最適な梱包・輸送をご提案し、「安全・安心・高品質」をモットーに全国各地へ迅速に輸送いたします。
精密機器の輸送をご検討の際は、キチナングループにお気軽にご相談ください。
▶︎キチナングループの「貨物輸送サービス」について問い合わせる
精密機器の輸送を依頼する際に気をつけたいポイントとは

精密機器輸送を専門業者でも、その対応範囲、費用、品質管理体制はそれぞれ異なるため、依頼先は慎重に選ぶ必要があります。
業者選定の際に確認すべき重要なポイントを5つご紹介します。
ポイント1:エアサス車両の使用可否
エアサスとは、衝撃を吸収する「エアサスペンション」という装置のことで、輸送車両に取り付けることで、振動や衝撃から荷物を守ります。
振動や衝撃に弱い精密機器の輸送では、エアサス車両の使用可否を確認しましょう。
キチナングループでも精密機器の輸送に適したエアサス車両をご用意しています!
ポイント2:温度・湿度管理対応
高温や低温、結露、極度の乾燥に弱い精密機器(半導体、光学機器、医療機器等)の場合は、温度・湿度管理機能付きの車両を選択する必要があります。
ポイント3:輸送コストと保険内容
精密機器輸送の費用は、小規模な国内輸送では数万円から、大規模な国際輸送では数十万円から数百万円ほどかかるケースもあります。
実際の費用は、機器のサイズや重量、輸送距離、運送方法などによって異なるため、複数の運送会社から輸送プランと見積をとり、比較検討することが重要です。
また、貨物保険の内容についても、機器の総額をカバーしているか、免責事項の記載があるかなどをよく比較・確認してください。
ポイント4:日程・スケジュールの余裕
精密機器輸送の業者選定・依頼は、時間に余裕を持って行いましょう。
時間に余裕がないと、希望通りの日程・内容での輸送サービスが受けられない可能性があります。
また、搬出・搬入の日程によっては、一時的な保管場所として倉庫の確保が必要になることもあります。
事前に綿密な輸送スケジュールを組んでおくことが大切です。
ポイント5:作業立ち会いによるチェック
事前調査および搬出・搬入などの作業時には、なるべく立ち会うようにしましょう。
直接ニーズを伝え、現場確認をしておくことで、トラブルを防ぎ責任の所在を明確にできます。
運送会社の選び方については「信頼できる運送会社の選び方は?見積もりの注意点も紹介」でも詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。
精密機器の輸送方法を解説!
精密機器の輸送方法は複数あります。
国内でトラックを使って精密機器を輸送する場合の主な輸送方法は、「チャーター便」もしくは「路線便」の2種です。
また、長距離や海外への輸送では、「航空便」または「フェリー便」が選択されます。
国内輸送:チャーター便
チャーター便とは、トラック1台を貸し切る形での輸送方法のこと。
ややコストはかかるものの、他の会社の荷物と混載されたり途中で積み下ろしされたりすることがなく、配送ミスや積み下ろし作業時の破損リスクを避けられます。
エアサス車両を選択すれば、衝撃を抑えてより安全に輸送できます。
小型機器や少量の輸送ではコストが割高になる傾向がありますが、スケジュールの調整がしやすいというメリットもあります。
国内輸送:路線便
路線便とは、複数の会社の荷物を混載し、決まった経由地を経て、目的地までの荷物運搬を行う輸送方法のことです。
他の会社の荷物と混載であり、経由地では積み替え作業が行われるため、ミスや破損のリスクは高まりますが、荷物の量が少なければチャーター便よりもコストを抑えられるというメリットもあります。
ただし、路線便の場合はエアサス車両を指定することが難しく、代わりに箱や梱包材を使用する形が取られます。
遠距離・海外輸送:航空便
長距離を低振動・短納期で輸送が可能ですが、輸送コストが高い点がデメリットです。
遠距離・海外輸送:フェリー便
トラックごと、またはコンテナで輸送できるので、大型機器や大量輸送に向いています。
ただし、納期が比較的長く、船舶のスケジュールに左右されます。
キチナングループでも、お客様の精密機器にあった輸送方法をご提案させていただきます。
どの方法で輸送するべきか悩む場合は、お気軽にお問い合わせください。
精密機器の輸送は専門業者・専門プランで依頼して安全な輸送を実現
取り扱いに注意が必要な精密機器の輸送は、精密機器輸送の専門業者、もしくは一般運送会社の精密機器用輸送プランで依頼するのがおすすめです。
エアサス車両の利用や適切な梱包、保険内容の充実などにより、安全に精密機器を輸送できます。
ただし、運送会社によって対応や費用が異なるため、複数業者から運送プランと見積もりを取り、サービス・費用・管理体制などを比較して選ぶようにしましょう。
キチナングループの貨物輸送サービスでも、精密機器の輸送に対応しております。
豊富な実績と万全の品質管理体制でお客様の大切な精密機器を安全に輸送いたします。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
この記事を書いた人
津田 康平
キチナングループ株式会社 倉庫事業部 主任
2018年中途入社。キチナングループ株式会社 倉庫事業部営業部。前職でも営業をしていました。プライベートでは奥様と買い物に行ったり、趣味のゴルフやバス釣りを楽しんでいます。好きな言葉は「この道より 我を活かす道無し この道を歩く」。









