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2024.02.29

輸送中に起こりやすいトラブルとは?原因と対策をチェック

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こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの津田です。

 

輸送中の商品にトラブルが起こると、顧客へ迷惑をかけてしまいます。

トラブルを防ぐには、発生しやすいトラブルとその原因を把握することが重要です!

 

今回のコラムでは、輸送中に起こりやすいトラブルについて解説。

トラブルが発生する原因と防ぐための対策もお伝えします。

荷物を受け渡す作業員

 

 

輸送中に起こりやすいトラブルと原因

商品の輸送中にトラブルが起こると、 顧客に迷惑をかけてしまったり、 クレームの原因になったりすることも。

大切な商品の輸送ですから、トラブルなく正確に届けたいものです。

 

輸送中に起こりやすいトラブルとその原因には以下のようなものがあります。

 

破損

輸送した商品が破損しているほか、水濡れ、梱包している箱の凹みや破れなども含まれます。

楽しみに待っていた商品が破損していると、受け取った顧客は不快な気持ちになってしまいますよね。

 

破損の原因には、落下、振動、転倒、圧迫、水没などがあります。

倉庫での保管中、入出荷作業中、トラックへの積み込み・積み降ろし中、輸送中と、物流の全ての工程で破損事故が起こる可能性があります。

そのため、 破損事故はどこで起こったか・どうして起こったかという、責任の所在が分かりづらいです。

 

遅延

商品の輸送・到着が遅れてしまうトラブルです。

商品が届かないと、顧客は必要なタイミングで使用できない可能性がありますよね。

また、指定時間に届かないと、不在になってしまって受け取れないという不都合も発生します。

 

遅延の原因には、「出荷作業が遅れて発送が遅れた」「運送業者との連携がとれず指定日・指定時間に届けられなかった」「担当ドライバーが時間内に配達ルートを回れなかった」といったものがあります。

 

誤送

間違って異なる商品を送ってしまう、または違う配送先へ送ってしまうことです。

商品の再配送の手間や時間がかかりますし、送り先を間違えた場合は個人情報漏えいのリスクもあります。

 

誤送の原因には、ピッキングや梱包ミスによる商品間違い、発送伝票の貼り付けミスなどが考えられます。

 

紛失(商品が届かない)

注文した商品が届かないのは、紛失事故といいます。

出荷状況や輸送状況を確認したり、再配送したりと、手配に手間がかかり、商品が顧客の手元に届くまでに時間がかかってしまいます。

 

紛失事故の原因はさまざまありますが、「出荷作業が漏れていた」「輸送中に紛失してしまった」「送付先を間違えている」といったケースが考えられます。

 

 

輸送中のトラブルが与える影響

輸送中にトラブルが発生すると、商品の再手配や再配送、原因調査などを行わなくてはいけないため、手間や時間、コストが発生してしまいます。

再発防止策の検討も進めなくてはならず、本業とは別のところに手間をとられ、生産性が悪化してしまいます。

 

また、商品到着を楽しみに待っていたお客様にも多大な迷惑をかけてしまいます。

「必要なタイミングで届かず困った」「破損していてがっかりした」「再配達の手配に手間や時間がかかってしまった」など、不快な思いによって顧客満足度が低下してしまうでしょう。

 

企業イメージや顧客満足度の低下、信用の低下を招き、顧客離れ・売上減少につながってしまう恐れもあります。

 

 

輸送中のトラブルを防ぐための対策法

取扱注意

輸送中のトラブルの多くはミスが原因です。

単純なヒューマンエラーのほか、業務過多による見落としやキャパオーバーなどが原因になることも。

 

そこで、輸送中のトラブルを防ぐために、こんな対策を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

業務フローやマニュアルを整え、業務を標準化する

業務フローやマニュアルを整え、誰でも同じ品質の作業ができる環境を作りましょう。

業務標準化を進めることで、商品の取り違えや伝票の貼り間違えなど輸送トラブルにつながるミスを減らすことができます。

 

システムを活用してヒューマンエラーを防ぐ

システムを導入して自動化することで、ヒューマンエラーを防ぐことができます。

例えば、倉庫管理システムで在庫管理をして商品の取り違えを防ぐ、配送管理システムで商品の誤送を防ぐという方法があります。

また、効率的な配送ルートを分析・提案してくれるAIシステムなどを活用すれば、輸送時間が短縮されて遅延も防げるでしょう。

 

割れ物注意シールや衝撃検知シールを貼り、注意喚起を図る

商品の破損を防ぐには、どの作業でも荷物を丁寧に取り扱うことが大切です。

梱包のタイミングで緩衝材や梱包強度を見直すほか、荷物には割れ物注意シールや衝撃検知シールを貼って、輸送時の注意喚起を促します。

 

衝撃検知シールとは、衝撃を受けると赤く変色するシールです。

荷物が不適切な取り扱いを受けたことが分かるため、輸送過程の「見える化」とともに、丁寧な取り扱いの注意喚起にもなります。

 

大切な商品の輸送ですから、信頼できる運送会社に任せたいものですよね。

こちらのコラムでは運送会社の選び方や見積もりチェックポイントなどをご紹介していますので、あわせてご覧ください。

信頼できる運送会社の選び方は?見積もりの注意点も紹介

 

キチナングループでは、小さなものから重量物まで全国ネットワークで高品質な貨物輸送サービスを提供しています。

輸送サービスにお困りなら、一度ご相談ください。

 

 

輸送トラブルの原因と対策を知って大切な商品を守ろう!

輸送中に発生するトラブルとして多いものは、破損、遅延、誤送、紛失の4点。

どれも人為的ミスが原因であることが多いです。

 

輸送トラブルが起こると、商品の再手配や再配送、トラブルの原因究明、再発防止策の検討なども必要になり、そちらに手間や時間がとられることで本来業務の生産性が悪化してしまいます。

また、商品到着を楽しみに待っていたお客様に迷惑をかけてしまい、顧満足度や企業のブランドイメージ・信用の低下、顧客離れ・売上減少につながる危険も。

 

輸送トラブルを防ぐためには、業務標準化を進めてミスを減らす、システムによる自動管理でニューマンエラーを防ぐなどの対策があります。

破損への対策には荷物の丁寧な取り扱いが大切ですので、割れ物注意シールなどを貼って注意喚起を。

輸送過程の「見える化」にもなる衝撃検知シールの使用も増えています。

 

この記事を書いた人

キチナングループ株式会社 倉庫事業部 主任津田 康平

2018年中途入社。キチナングループ株式会社 倉庫事業部営業部。前職でも営業をしていました。プライベートでは奥様と買い物に行ったり、趣味のゴルフやバス釣りを楽しんでいます。好きな言葉は「この道より 我を活かす道無し この道を歩く」。

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