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2024.04.12

物流改善の考え方を徹底解説!改善事例もチェックしよう

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こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの津田です。

 

物流業界は、需要が増えているのに人材が不足しているという悩みを抱えています。

そんな悩みの解決や業務改善を図るために推し進められているのが、物流改善です。

 

今回のコラムでは、物流業界で注目されている物流改善の考え方について解説します。

物流改善を用いて問題点を解決した企業の取り組み事例なども紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

物流システム

 

 

物流改善に必要な考え方

物流改善とは、生産性の最大化や適正化を目指して物流の機能や流れを標準化・効率化することを指します。

物流の機能とは、「輸送」「保管」「荷役」「包装」「流通加工」「情報システム」の6つです。

 

この6つの機能をより効率化する物流改善は、以下のような効果獲得を目指しています。

  • 働きやすさを改善して従業員の負荷を減らす
  • コスト削減と業務効率改善をして、企業の利益を増やす
  • サービス品質を向上して顧客満足度を高める

 

物流改善は、従業員、企業、顧客のすべてにメリットがある、まさに三方よしの取り組みです。

 

物流改善のポイント

物流改善を進めるためには以下の考え方から、具体的な取り組みを検討していきましょう。

 

コストを削減する

物流業務には、運送費、保管費、荷役費、流通加工・包装費、物流管理費などさまざまなコストがかかっています。

 

近年は燃料費や人件費の高騰から、物流コストも増加傾向。

特に、物流コストの中でも物流コストの中でも大きな割合を占める運送費に大きな影響を与えています。

積載率や運送効率の向上などで運送費を削減できれば、大きなコスト削減が実現できるでしょう。

 

作業効率をアップする

サービス品質の向上やニーズの多様化から、物流業務は複雑化しています。

作業効率をアップできれば、その分の人件費を削減できたり、同じ時間でさらにたくさんの仕事をさばけたりすることで、売上アップにつながります。

作業の単純化や標準化、レイアウトや動線の最適化、システム活用による自動化・省力化といった方法があります。

 

作業効率アップを目指す倉庫のレイアウト改善について、こちらのコラムでも詳しくご紹介しています。

倉庫レイアウトの基本を解説!改善のメリットや手順、注意点をご紹介

 

3Mをなくす

3Mとは、能力以上に負荷がかかっている「ムリ」、能力以下の負荷(業務量・内容)しかない「ムダ」、ムリとムダが混在していて不安定な「ムラ」のことです。

これは需要や業務量に対して、人員配置や生産計画が不適切であることが原因です。

能力と負荷のバランスがとれている状態が、理想的な作業環境といえます。

 

作業工程を管理する

作業工程を把握・管理し、問題が起こっている場所はないか、物流改善が必要な工程はないかをチェックします。

工程管理をもとに、Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)を行い、PDCAにて、物流改善を行いましょう。

物流管理システムを導入することで、リアルタイムの管理とデータに基づく分析が可能になります。

 

 

物流改善を叶えた事例

物流

物流業務における問題点を、物流改善の取り組みで解消した事例をご紹介します。

 

事例①作業工程の単純化で作業効率アップ

ピッキング作業の効率化に向けた取り組み例。

倉庫内のゾーン区分表示を細かくし、動線、レイアウト最適化。

さらに出荷頻度に合わせて保管場所を随時変更し、ピッキング動線が分かりやすくシンプルに!

また、ピッキングに使用するカゴ台車は二段カゴ台車を導入し、台数を減らしました。

 

事例②倉庫管理システムの導入で省人化

倉庫管理システムを導入して入出荷やピッキングをバーコードで管理に。

在庫状況や保管場所をリアルタイムで管理でき、ピッキング時のヒューマンエラーがなくなることで、作業正確性がアップし、作業効率もアップ。

省人化が実現したことで、人件費削減にもつながりました。

 

事例③共同物流と帰り便の活用で運送コスト削減

一つのトラックに複数の企業の荷物を載せる共同物流。

トラックの積載効率が上がるので、燃料費高騰やドライバー不足などへの対策にも有効で大きなコスト削減にも。

荷物を受け取る企業にとっても、荷受け作業が一括で行えるので効率的です。

 

また、運送効率を上げるために帰りのトラックにも荷物を積んで運ぶ「帰り便」も、複数企業で連携をとることで活用しやすいです。

荷主企業、トラック運送業者、荷受け企業の三方にとってムダの削減になります。

ムダな作業が減れば負荷が減って、配送品質も向上するでしょう。

 

事例④物流業務のアウトソーシングで品質向上

物流業務自体を、専門の物流業者へアウトソーシングするという方法も。

入出荷から倉庫管理、流通加工、梱包、配送までを一括で委託でき、人的・時間的リソースに余裕ができた分、本業に集中できるようになりました。

物流業務のアウトソーシングは外注費がかかりますが、プロが物流業務を担うことでリードタイムや配送品質が上がり、顧客満足度も向上しました。

 

キチナングループも物流アウトソーシングサービスを提供しています。

現場を熟知した物流のプロが、お客様の荷物の特性に合わせて保管、流通加工、輸送、配送を最適化。

お客様のビジネスに合わせて、最適な物流アウトソーシングをご提案いたします。

 

 

物流改善の考え方を知って業務効率化に取り組もう

物流改善とは、生産性の最大化や適正化を目指し、物流の機能や流れを標準化・効率化する取り組みです。

業界の需要増加や人材不足といった問題に対処するためも重要な取り組みとされています。

物流改善のためには、「コスト削減」や「作業効率向上」「3Mをなくす」「作業工程を管理する」といった取り組みが必要です。

具体的な事例には、倉庫レイアウトの最適化や倉庫管理システムの導入、共同物流の活用、物流業務のアウトソーシングなどが挙げられます。

 

キチナングループも物流アウトソーシングをご提供しています!

現場を熟知した物流のプロが、お客様の荷物の特性に合わせて保管、流通加工、輸送、配送を最適化いたします。

 

この記事を書いた人

キチナングループ株式会社 倉庫事業部 主任津田 康平

2018年中途入社。キチナングループ株式会社 倉庫事業部営業部。前職でも営業をしていました。プライベートでは奥様と買い物に行ったり、趣味のゴルフやバス釣りを楽しんでいます。好きな言葉は「この道より 我を活かす道無し この道を歩く」。

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