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2024.04.05

在庫削減のメリットを解説!在庫を持つデメリットや削減する方法も

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こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの三村です。

 

在庫を豊富に持っていれば、受注に迅速に対応でき、欠品のリスクも抑えられます。

しかし、在庫の量が多すぎることにはデメリットもあるため、その場合は在庫削減に取り組む必要があります。

 

そこで今回のコラムでは、在庫削減による効果やメリットを解説します。

余計な在庫を削減する方法もお伝えしますので、在庫管理に取り組むヒントにしてみてくださいね。

ダンボール

 

 

在庫を持つメリット・デメリット

在庫とは、企業が加工や販売に備えて倉庫に保管している商品や製品、原料、材料などのことです。

 

在庫をしっかり確保しておけば、お客さまからの注文に対して確実・迅速に対応できます。

欠品で売り逃すこともなく、すぐに出荷して最短納期でお届けできるのがメリット。

トラブルなどで交換や再送などが必要になった場合も、すぐに対応できます。

 

また、在庫をまとめて仕入れることで単価を下げ、仕入れコストを削減できます。

発注・入荷の回数も減らせるので、手間やその分の人件費を削減できるのもメリットの一つです。

 

ただし、たくさん在庫を持つことは、在庫管理のコストがかかるというデメリットもあります。

保管スペースが増えたり管理するための人件費が増えたりして経費がかさみ、利益を圧迫してしまいます。

 

また在庫は、会計上は会社の財産として扱われます。

在庫として持っている限りは仕入れ費用を経費として扱えないので、会計上では利益が増えたことになってしまい、その分支払う税金が高くなってしまいます。

 

なお、必要以上に多く保管している在庫のことを過剰在庫と呼びます。

過剰在庫が起こる原因には、「需要予測を誤って多く仕入れてしまった」「思った以上に売れなかった」「在庫数を把握せずに追加発注してしまった」といったことが考えられます。

 

 

在庫削減するメリット

過剰な在庫を削減して適正在庫を維持することには、以下の3つのメリットがあります。

 

①管理コストの最適化

余計な在庫削減をすれば、在庫管理にかかるコストを最適化できます。

保管場所の賃借料、光熱費、スタッフの人件費なども余計にかかっていたものを削減し、適正コストにできるでしょう。

 

管理コストの最適化には、複数ある物流拠点を1カ所に集約するという方法も。

最近は大型物流センターも増えてきています。

こちらのコラムでも詳しくお話ししていますので、あわせてご覧くださいね。

物流拠点を集約するメリットは?リスクや集約のポイントも解説!

 

③キャッシュフローの最適化

キャッシュフローとは、事業におけるお金の流れです。

お金を払って在庫を仕入れても、大量の在庫がいつまでも倉庫に保管されたままでは、それをお金(売上)に変えられません。

適正在庫を保ち、仕入れ・販売を良いサイクルで回すことで、売上をたてて、仕入れ費用を回収・利益を出していくことができます。

 

③在庫の品質・価値の維持

たくさんの在庫を長期間保管していると、その間に老朽化や劣化で品質が低下する、需要や流行が変化して価値が低下するという可能性があります。

品質・価値が低下した商品は廃棄になったり、値下げして販売したりして、損失につながってしまいます。

過剰在庫を削減して在庫の回転率を上げることで、在庫全体の品質や価値が維持できるでしょう。

 

 

在庫削減を叶える方法

倉庫管理

在庫削減をする具体的な方法は、例えば在庫の種類を減らすという方法があります。

在庫の種類を減らせば在庫管理の手間が減り、管理コストも削減!

種類ごとの保管数がそのままであれば、欠品リスクは増えません。

出荷頻度が極端に少ない商品があるなら、思い切って取り扱いを辞めるのも選択肢の一つです。

 

また、在庫管理を徹底して在庫数や出荷状況を把握することで、不要な在庫を削減し、適正在庫をキープすることも大切。

在庫管理を徹底するためには、作業工程をシンプルにして作業状況を把握しやすくしたり、在庫管理システムを導入してリアルタイム管理をしたりするといった方法がありますよ。

在庫管理システムを導入すれば、入集荷状況や在庫数をリアルタイムで把握し、需要の予測、仕入れタイミングなどを分析し、適正在庫をキープできます。

 

また、プロの物流業者に在庫管理を任せてしまうという方法も。

キチナングループの倉庫保管サービスでは、在庫の保管・管理はもちろん、入庫、加工、配送、輸送まで一貫した保管サービスの提供が可能。

専門知識が必要な荷物も、経験豊富なスタッフが大切にお預かりします。

 

 

在庫削減はコストとお金の流れを最適化するメリットがある!

適正な在庫は欠品リスクの防止や迅速な対応、仕入れコストの低下といったメリットがあります。

しかし、過剰在庫になると管理コストや税金の増加というデメリットも。

 

在庫削減で適正在庫を保つことは、管理コストやキャッシュフローの最適化、在庫の品質・価値の低下を防ぐというメリットがありますよ!

 

在庫削減のためには、在庫の種類を減らす、在庫管理で適正在庫をキープするといったことに取り組んでみましょう。

在庫管理システムの導入や、プロの物流会社による倉庫保管サービスの活用もおすすめです。

 

キチナングループでは、倉庫保管サービスを提供しています。

在庫管理に不安がある場合は、お気軽にご相談ください。

 

この記事を書いた人

キチナンロジスティクス株式会社 営業部 課長三村 和弘

2021年中途入社。キチナンロジスティクス株式会社営業部。趣味はゴルフと磯釣りで、休日は妻とゴルフの練習に行ったり、職場仲間と打ちにいくこともしばしば。特技は早起きです。好きな言葉は「誠心誠意」。

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