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2023.11.15

プラントメンテナンスとは?仕事内容や必要なスキル、将来性を確認

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こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの採用担当荒木です。

 

就活生の中には、機械を分解したり組み立てたりすることが好きで、機械にまつわる仕事に就きたいと考える方もいるのではないでしょうか。

機械にまつわる仕事はいろいろありますが、その中でも、機械の整備や修繕を手がける業種に「プラントメンテナンス」があります。

 

今回は、機械の整備や修繕を仕事にしたい方に向けて、プラントメンテナンスの仕事内容や必要スキルなどを解説します。

業界の現状や将来性についても解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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プラントメンテナンスとはどんな仕事?

プラントとは「製造のための生産設備・工場」のことです。

プラントは石油精製プラントを始め、化学、製鉄、発電の装置など、製品を製造するあらゆる機械や工場のことをさします。

 

プラントメンテナンスの仕事は文字通り、プラント内の機械や装置をメンテナンスする仕事です。

機械や装置が性能を維持できるよう、定期的に設備管理・保全・整備・改善することに加え、万が一、故障してしまったときには修繕を行います。

 

プラントを順調に操業させるには、プラント内の各工程に保全部門を設けて管理する必要がありますが、各工程で備品の購入・管理まで行うと効率が良くありません。

プラントメンテナンスを一元化して行うことで、工程ごとの保全情報を共有し、業務の効率化が可能になります。

また、予備品の重複などを防ぐこともできるため、コストダウンも期待できます。

 

プラントメンテナンスは機械・電気・鉄鋼・計装・塗装などさまざまな業界の設備を取り扱います。

業務範囲が幅広いことや横断的に業務をこなす必要があることから、さまざまな知識を必要とされることが大きな特徴といえるでしょう。

 

プラント内の業務の一つとして行われる生産管理について「生産管理の仕事内容とは?必要スキルや生産管理の課題も知ろう」でも詳しく解説しています!

興味のある方はぜひ、参考にしてくださいね。

 

 

プラントメンテナンスの仕事内容や必要なスキルを紹介

プラントメンテナンス

プラントメンテナンスの仕事は多岐に渡ります。

業務には専門的な知識が必要であるため、業務の種類によっては専門の資格やスキルを求められることがあります。

 

一方で、資格やスキルを求められない現場も多々あります。

機械や設備が現場によって異なるため、作業に必要な技術は仕事をしていく中で習得していくことも多いからです。

 

プラントメンテナンスの仕事内容

プラントメンテナンス業と一言でいっても、実際の業務では機械を取り扱わない部署もあります。

 

プラントメンテナンスを行う企業には次のような部署があり、分業でプラントの保全・管理を支えています。

  • 技術職:プラント機械のメンテナンスを実際に行う専門職。高い技術力が必要
  • 施工管理職:メンテナンスに関わる管理業務を行う職種。人員や資材の確保、品質管理などを担当
  • 安全衛生職:職場管理の安全衛生の推進などを行う職種
  • 総務職:就労環境の整備や経理・採用・購買などバックオフィス業務を行う職種

 

プラントメンテナンスに必要なスキル

プラントメンテナンスの中でも技術職に就く場合は、さまざまな業界の機械を取り扱うための専門的な技術や資格が求められます。

 

例えば、電気・計装関係の業務を行うためには「電気主任技術者」や「電気工事士」などの国家資格が必要とされます。

その他にも「機能保全技能士」はプラントメンテナンス業においては一般的な資格となりますし、「ボイラー溶接士」などの資格を求められることもあるでしょう。

 

電気工事士の仕事については「電気工事士の将来性は?現状や需要、求められる人材も紹介!」でも詳しく解説していますので、参考にしてくださいね。

 

プラントメンテナンス業には事業形態としてプラント導入企業から派生したユーザー系、プラントを納入した企業が行うメーカー系、どちらにも属さない独立系の企業があります。

ユーザー系、メーカー系の企業への就職を希望する場合には、希望する企業が主力で取り扱う機械があるため、必要な分野の資格取得を目指すのが良いでしょう。

 

プラントメンテナンスのやりがい

専門的な知識や幅広い業務への適応力を求められるプラントメンテナンスの業務は、決して楽な仕事とはいえませんが、その分、やりがいも大きい仕事といえるでしょう。

プラントメンテナンス業の中で、特にやりがいが感じられる業務には次のようなものがあります。

 

トラブル時の復旧業務

プラント内でトラブルが起きると、稼働に大きく影響します。

トラブルの大小にかかわらず、早期に復旧させることができれば、プラントの運営や働く人たちへの貢献につながります。

 

プラントの平常運転の維持

プラントでトラブルが起きるということは、日常のメンテナンスの不備が影響している可能性があります。

普段のメンテナンス業務に注目が集まることはあまりありませんが、平常運転を維持できるということは、普段の管理・保全業務が行き届いている結果ともいえます。

関わる人たちから感謝されるだけでなく、プラントのインフラを守っているという自負も感じられるでしょう。

 

さまざまな人や業種との連携

プラントメンテナンスでは、新しいプラント設計や部品製作、メンテナンス時などの場面で、さまざまな国や業種や企業の人たちと連携することがあります。

専門的で高度な技術力の他にも、柔軟なコミュニケーション能力を発揮できる点でもやりがいのある仕事といえるでしょう。

 

 

プラントメンテナンスの将来性は?現在の状況や今後の需要を解説

ミーティング

プラントメンテナンス業にはさまざまな職種があるため、どの分野で学んでいても目指せる業界といえます。

とはいえ、就活生の皆さんにとっては、プラントメンテナンスの現状や将来性についても気になるところではないでしょうか。

 

プラントメンテナンスの現状

プラントメンテナンスの業務は、技術の進歩に伴ってプラントの多様化が進み、新しい作業方法や知識、技術などが必要となる場面が多くなっています。

IoT化によって、人の手で作業しなくても済む分野が広がっている一方で、人にしかできない仕事は、より高度で専門的になっているといえるでしょう。

 

現在、プラントメンテナンスの業務上の課題として、就業時間や作業現場が一定ではないことに加えて、専門的なスキルを持つ技術者の高齢化が進んでいることがあります。

業務が難しくなっていく一方で、技術を継承する時間的余裕が無いことも、プラントメンテナンス業界が抱える現在の大きな課題です。

 

プラントメンテナンスの将来性

2008(平成20)年10月23日に経済産業省告示第231号「プラントメンテナンス業の活力の再生に向けた基本指針(事業分野別指針)」が公表されました。

その内容を受けて、プラントメンテナンス業界では、現在のさまざまな課題の解決に向けて積極的な取り組みを始めています。

 

その中には、プラントメンテナンス業務の季節変動の標準化に向けた業界全体のネットワーク化や業務の質向上を目指した人材育成・確保なども含まれます。

プラントメンテナンス業の就業環境の整備が進むことは、これから就職や転職を目指す方にとって朗報といえるでしょう。

 

また、プラントを操業している企業の海外展開は、今後一層進むと考えられます。

海外の現場でのメンテナンス需要はますます増えることが予想されるため、職業としてのニーズも減少することはありません。

 

DX化に伴う技術の進歩や海外への進出に意欲的に取り組める方にとって、プラントメンテナンス業の将来性は、十分に期待できるものとなるでしょう。

 

 

プラントメンテナンスは生活に直結する仕事!将来性にも期待

プラントメンテナンスは、プラントの機械や設備を、安定的に稼働させるための保全・管理・修繕を行う仕事です。

プラントは、生活に直結するあらゆる製品を作る機械設備や工場のことで、主に石油精製や化学、製鉄、発電などのプラントがあります。

プラントメンテナンスの業務は、さまざまな業界のプラント設備を横断的にメンテナンスするため、幅広い知識と高度で専門的な技術が求められます。

 

DX化が進む中、プラントの多様化も進み、業務としては難しい技術が求められるようになっています。

就業環境や技術の継承など、さまざまな課題がある中で、法の整備を受けて、業界全体で課題を解決するための取り組みも始まりました。

 

プラントメンテナンスの業務は生活にも直結する内容であることに加え、プラントの海外進出なども進んでいることから、人材確保へのニーズもますます増えることが期待されます。

 

この記事を書いた人

キチナングループ株式会社 経営企画部荒木 花恋

2022年新卒入社。吉南株式会社経営企画部採用担当。
入社後、大型ウイング車の配車を担当。2023年1月より経営企画部に異動、入社して10ヶ月で採用担当として活動中。温泉巡りが好きで山口はもちろん、九州の温泉を巡って癒されています。好きな言葉は、”人事を尽くして天命を待つ”。

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