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2023.05.25

物流コストが高騰している理由は?背景やコスト削減方法を解説

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こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの岡です。

 

近年、企業における物流コストは高騰が続いています!

商品を消費者へ届けるためにも欠かせない行程ですので、物流コストの高騰は企業にとっても頭の痛い問題のひとつです。

 

今回のコラムでは物流コストが高騰している理由や背景を解説しますので、物流コスト高騰の背景を知り、コスト削減の方法を一緒に考えていきましょう。

物流コストが高騰

 

 

物流コストが高騰している理由は?物流コストの内訳も確認

高騰が続く物流コスト。

その高騰の理由はどこにあるのでしょうか?

 

理由を紐解いていく前に、まずは物流コストの内訳を知っておきましょう。

 

物流コストの内訳

物流コストとは、商品を消費者に提供するまでの物流業務全体にかかる費用のことで、大きく分けて次の5つに分類することができます。

 

【1】輸送費

商品などモノを運ぶための費用。

ガソリン代やドライバーの人件費、車両のメンテナンス費用、チャーター費用などが該当します。

 

【2】荷役費

荷物の積み下ろしや入出庫、ピッキングにかかる費用です。

人件費や機械の維持費などが該当します。

 

【3】保管費

商品を保管するための費用です。

倉庫の維持費や管理費、倉庫の温度管理のための電気代などが該当します。

 

【4】梱包費

商品を梱包するための費用です。

資材費や、梱包材に社名を印刷する印刷代などが該当します。

 

【5】物流管理費

物流管理に関わる人件費などが該当します。

 

物流コストの内訳については「物流コストとは?内訳やコストを抑える方法をチェック」でさらに詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

 

輸送費が高騰している3つの理由

物流コストの中でも特に大きな割合を占めている「輸送費」の高騰が、物流コストの高騰につながっています。

近年の輸送費高騰の理由として考えられているのは、以下の3点です。

 

【1】燃料費の高騰

原油の価格変動の影響を受け、ガソリン価格の高騰が続いています。

 

また、最近の極端な円安やロシアによるウクライナ侵攻の情勢などが、エネルギー価格へさらなる影響を与えています。

 

【2】人件費の高騰

ドライバー不足が続いており、人材確保のために人件費の高騰が起こっている状態です。

労働人口が減少していることやネットショッピングの増加などから物流量が増え、それに対してドライバー不足が発生しています。

 

長時間労働や低賃金といった物流業界の働き方や待遇などのマイナスイメージにより、若者が物流業界を敬遠する傾向があることも影響しています。

 

【3】積載効率の低下

消費者ニーズの多様化にともない、企業は商品ラインアップを増やしたり、小ロットで出荷したりなど、さまざまな対応が求められています。

多種類の商品を小ロットで出荷すると、トラックやコンテナの積載効率が下がり、輸送頻度も増加するため、輸送費がさらにかかってしまいます。

 

物流コスト高騰の今後の予測は

輸送費を中心とした物流コストは、今後もまだしばらくは高止まりの状態が続くのではないかといわれています。

 

インターネットショッピングのマーケット拡大は今後も続きそうですし、ロシアのウクライナ侵攻についても戦争終結の見通しは立ちません。

原油価格の上昇は徐々に落ち着きを取り戻しつつあるともいわれていますが、だからといってすぐに燃料価格が下落するわけではありません。

 

 

物流コストを削減する方法

物流システム

高騰が続く物流コストを抑えるために、こんな方法もぜひ検討してみましょう。

 

業務効率化

各工程にムダがないか見直して、業務の効率化を図りましょう。

 

例えば倉庫での在庫管理を見直すことで保管効率をアップさせて、保管費やピッキングの人件費を削減する、梱包方法を見直すことで資材費を削減するなど。

近年では、複数配置していた物流拠点を一カ所に集約することで保管費や管理費、人件費の削減を図る企業も増えています。

 

物流拠点を集約するメリットについては、下記のコラムで詳しくご紹介しておりますので、参考にしてみてくださいね。

物流拠点を集約するメリットは?リスクや集約のポイントも解説!

 

物流管理システムの導入

業務効率化の方法の一つに物流管理システムの導入があります。

物流業務をデジタル化・自動化することで業務効率をさらに向上させ、アナログ業務を減らすことでヒューマンエラーの防止にもなります。

 

また、AIで最適な配送ルートを分析することで、配送トラックの燃料コストや人件費の削減にもつながるでしょう。

 

物流アウトソーシングサービスの活用

企業における物流業務を、プロの物流業者に委託するのも一つの方法です。

プロの業者によって物流サービスの品質を向上しつつ、自社では煩雑な物流業務を手放し、本業に注力することができます。

 

物流アウトソーシングを活用するメリットについては、「物流アウトソーシングとは?メリット・デメリット、利用方法や選び方」のコラムでも詳しくご紹介しておりますので、あわせてご参考ください。

 

キチナングループでも物流アウトソーシングサービスを提供しています。

お客様の荷物の特性に合わせて、保管、流通加工、輸送、配送の最適化を提案しています。

物流コストの削減に悩んだときは、お気軽にご相談ください!

 

 

物流コストの高騰の理由を知って削減に取り組もう

企業における物流コストの高騰が続いています。

主な原因は、続く燃料費・人件費の高騰や、多様なニーズに応えるために積載効率や輸送効率に影響が出ていることなどです。

 

マーケットの拡大などによりドライバーの人材不足はまだまだ続きそうですし、ロシア・ウクライナ情勢やガソリン価格もまだ先が見通せない状況が続き、今後も物流コストは高止まりの状態が続きそうです。

 

高騰する物流コストを削減するためには、業務効率化を図り、物流業務のムダを減らしていくことが大切。

工程や拠点を見直すほか、物流管理システムを導入して自動化を図る、物流アウトソーシングサービスを利用するなどの方法もぜひ検討してみてください。

 

キチナングループでも物流アウトソーシングサービスを提供していますので、お悩みの際はお気軽にご相談くださいね。

この記事を書いた人

キチナングループ株式会社 倉庫事業部岡 拓人

2021年新卒入社。キチナングループ株式会社 倉庫事業部。幼少期に始めた野球を今でも仲間と楽しくプレー中。終わった後は飲みに行くことが好き。笑顔には自信があります!好きな言葉は「ありがとう」。感謝を忘れず精進します。

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